「昭和の伝説ドラマ」の呼び声も高い「太陽にほえろ!」は1972年から1986年に日本テレビ系で放送された人気の連続刑事ドラマだ。「ボス」こと昭和の大スター・石原裕次郎を筆頭に、萩原健一の「マカロニ」、露口茂の「山さん」、竜雷太「ゴリさん」、小野寺昭「殿下」といった実力派俳優が脇を固める盤石ぶり。刑事ドラマで、ニックネームで呼び合うといったところが当時は斬新で、お茶の間を大いに楽しませてくれた。
そんな「太陽にほえろ!」を、お笑いタレントのエド・はるみが熱く語った。自身のYouTubeチャンネル〈エド・はるみの未来人間学〉、4月11日に投稿された〈昭和の伝説ドラマ「太陽にほえろ!」について語ります。〉でのことだ。
「いつも事件が起きると『何!?』と窓を見ながら『そうか』と、まず電話を切るのがボスなんですよね。電話で事件を知るんです」
と、石原裕次郎がブラインド越しに目を細めるシーンをマネて見せ、エドが身振り手振りでドラマの概要を熱く語り始めた。
そんな中、エドがひときわ熱を帯びて話し出すのが、エドが11歳の頃だという、「ジーパン」役として松田優作が登場した時のことだ。
「うわっ、ショーケンをさらにカッコよくした人が出てきたぞ。何がカッコいいかって身長が190cmくらいあるんですかね?とにかくシュンと背が高くて足が長い!足1メートルくらいあるらしいよって、小学校で噂になったくらいカッコいいんですよ」
松田優作の身長は183cmだったと言われているが、エドの目には190cmにも映ったのであろう、それくらいのインパクトがあったことは間違いないようだ。
さらに、エドがヒートアップしたのは松田優作の殉職シーンだ。殉職も「太陽にほえろ!」には定期的に訪れる悲しい名物シーンだが、ジーパン刑事が犯人に拳銃で腹を撃たれ手についた血を見て驚くシーンをエドが再現…
「『なんじゃこりゃあ!』って…。いつもはブルーのジーンズが、その日だけは全身白の服を着ていたんですよ。その時、血の色と着ているジーンズが映えるように、ちゃんと白色を発注してるんですよ」
と松田優作のアイデアであったとエドは語り、「天才!」と感心しきりだった。
新型コロナウイルスの影響で在宅の機会が増えた昨今、「太陽にほえろ!」のように昔のドラマを探して、好きだった俳優、女優を懐かしんでみようかな…そんなことも楽しみの一つにしたい。そんなことを思い出させてくれるエドの動画であった。
(ユーチューブライター・所ひで)