ユーチューバーのシバターが4月9日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、新型コロナウイルスの感染拡大によって、大幅な収入減となったことを打ち明けている。
動画サムネイルに〈ユーチューバー収入激減〉と綴ったシバターは、通常であれば月に300~400万円ほどの広告収入をもたらしていたメインチャンネルとサブチャンネルからの収益が激減していると告白。チャンネルの再生数自体は増加傾向にあるとしながらも、広告単価が下がってしまったことで最終的に4月分の収益は「250万円ほど」に留まると見積もった。
また、追い討ちをかけたのは自粛ムードによるパチンコ店でのイベントキャンセルで、全体のおよそ8割の仕事が白紙になってしまったと説明。これらが重なり、トータルで700万円ほどあったという通常時の月収が半分以下になってしまう大きな経済的ダメージを受けたと明かすと、最後には「みなさん、月250万円で生活できると思いますか?」とお馴染みの尖った発言で視聴者に“らしさ“を披露している。
「小中高の学生らだけでなく、あらゆる世代の在宅率が高まり、以前にも増してYouTubeの様々な動画を閲覧する機会は増えたはずですが、YouTubeに対して広告を出稿する企業が倹約モードとなっており、広告費を節約するケースが目立っているようです。加えて、3月は年度末ということもあり、企業からの広告収入は毎年下がり気味になることが多く、結果的に、再生数をしっかりと稼いでいるはずのユーチューバーもまた収入がダウンするケースが見られます。また、動画内でシバターは“新型コロナウイルス“というワードを出さず、『巷では、なぜかわからないけど、日本全体が不景気らしい』と述べていますが、これは、“コロナ“のワードを動画に含ませることでYouTube側より収益対象から外されてしまうリスクを回避しているのでしょう。誤情報の氾濫を防ぐため、YouTube側は2月の発表でこうした“デリケートな事象“については厳しく目を光らせていると表明しています。炎上系ユーチューバーとして活躍し、傍若無人なイメージすら纏ってきたシバターですが、今後は生き残りをかけて様々な面で器用に立ち回る必要があるのかもしれませんね」(テレビ誌ライター)
とはいえ、コロナ禍のダメージを受けてもなお、250万円もの収入を見込めるというのは、一般的な感覚から言えば、うらやましい限りだが…。
(木村慎吾)