元プロ野球選手で現在はユーチューバーとしても活躍の場を広げている片岡篤史氏が新型コロナウイルスに感染したことをみずからのYouTubeチャンネルで公表したのは4月14日。
4月8日から入院していたことを片岡氏自身がベッドの上で告げていたが、この片岡氏の「初期症状」について、プロ野球界、ならびにユーチューバーとしても先輩である高木豊氏が詳細に告白した。
高木豊氏のYouTubeチャンネル〈高木豊Takagi Yutaka〉で、4月17日に投稿された〈【片岡の症状などを皆さんにお伝えします!】皆さんもこの動画を見て気をつけてください!〉でのことだ。
「いつも動画で、『気をつけろ』とか『この時期に』とか言いながら、片岡がなっちゃってね。YouTube仲間がこうなってしまったというのは、なんだか忍びないというか…」
と、高木氏のやや歯切れの悪い挨拶で始まったこの番組。現在、電話で話すことはできないが、ラインで連絡を取り合っているそうで、急激にではないにしても、片岡氏は徐々に回復していると話す。
「片岡さん、どういう症状から始まったんですか?」
アシスタントのフリーアナ・森藤恵美の質問に、高木氏はこう答えた。
「電話で話した時に、最初の症状はね、ちょっと熱っぽくて、ちょっと咳が出ると言ってて、『空咳か?』って聞くと、『それもわからないんですよね』って話で…。『でも微熱があるなら病院行ったほうがいいよ』ってことで病院行ってもらったんだけど、そのまま入院になって…。その時点で肺に影が見つかったんで、翌日病院を移してPCR検査をしたら、その時にコロナに感染していると。そのまま入院生活が続いているけどね」
森藤が、味覚などの違和感について片岡氏が高木氏に話していなかったかと訊ねると、
「においを感じないとは言ってたね。味はそうでもなかったみたいなんだけど」
と答え、「良くなって帰ってきたときには、どやしつけてやらないといかんなと思って」と、プロ野球界の先輩らしい一面も見せた。
「コロナの恐さを片岡はすごく感じたと思うんだよね。コロナを軽く見てる人もいると思うんだけど、大変な事態になる。コロナは隣にいるみたいな感覚で用心したほうがいいね。どこで感染するかわからないからね、みなさんも気を付けてください」
と高木氏が警鐘を鳴らし、番組は終了となった。
なお、アシスタントの森藤はSkypeを使ってのモニター出演となった。新型コロナウイルスの感染予防、外出自粛の昨今、テレビだけでなくYouTubeの在り方も変化しているようだ。
(ユーチューブライター・所ひで)