4月ドラマ「M 愛すべき人がいて」(テレ朝系)の第1話が4月18日に放送され、 ツイッターでは「#M愛すべき人がいて」がトレンドトップ3にランクインするほどの反響を呼んだ。
同作は歌姫・浜崎あゆみが誕生するまでに秘められた出会いと別れを描く、小松成美の同名小説を映像化。鈴木おさむが脚本を担当し、ドラマの舞台となる 1990年代に流行したファッションや小物、スポットも忠実に再現している。
初回は夢をかなえるため上京したアユ(安斉かれん)とカリスマプロデューサー・ マサ(三浦翔平)の出会いが描かれた。SNS上では安斉の演技について「棒読みすぎる」、ドラマ全体について「安っぽい」「笑える」といった感想が多かったが、特に反響を呼んだのは右目に眼帯をしたマサの秘書役、田中みな実の怪演。 マサに思いを寄せており、マサがアユに肩入れするのが許せず、嫉妬からアユに嫌がらせを繰り返す役柄だが「ぶっ飛び具合がすごい」「強烈すぎる」と狂気を感じさせる演技が視聴者の目を引いたようだ。
「鈴木おさむ脚本の2017年のテレ朝系ドラマ『奪い愛、冬』で水野美紀の怪演が話題になりましたが、ネット上では、今回の田中を水野に重ねて観る人が多いようです。また1983年の大映テレビ・TBS製作のドラマ『スチュワーデス物語』(TBS系)の片平なぎさを思い出すという声もたくさん見受けられました」(芸能ライター)
第2回には水野美紀がゲスト出演し、クレイジーな鬼講師を演じるという。
「 最初からツッコミどころ満載で、ネット受けを狙ったドラマという見方もできます。初回視聴率は5.6%と深夜ドラマとしては好スタートを切りましたが、田中の演技も含めて今後、さらに人気を集めていきそうな気配です」(前出・芸能ライター)
今後の展開に期待したい。
(鈴木十朗)