嵐・大野智主演の連続ドラマ「鍵のかかった部屋 特別編」(フジテレビ系)が5月11日に放送され、平均視聴率10.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。
同ドラマは、2012年に放送された月9ドラマ。4月期放送の月9ドラマ「SUITS/スーツ2」が新型コロナウイルス感染拡大予防のため、収録中止。ストックがなくなった穴を埋めるため、急遽再放送されることとなったという。
「8年前に放送された時は、初回平均視聴率18.3%、全話平均視聴率16.0%(全11話)をマーク。放送当時、大野にとって初の月9主演ドラマということもあって注目度は高く、嵐主演月9ドラマでトップの数字を叩きだした。今回は番組冒頭に大野が特別出演。監督が再編集を行い、冒頭の大野の鍵開けシーンをカット。弁護士役の戸田恵梨香の場面を増やしたことにより、謎解きの面白さが際立つ非常にテンポのいい作品に仕上がった。放送前からファンの期待値は高く、5月4日から公開されたYouTubeでの特別編スペシャル予告動画の再生回数は102万回超えする人気ぶり。放送後も興奮冷めやらず、ネット上では感想を報告しあうなど大いに盛り上がった」(芸能ライター)
当時の視聴率から考えると、今回の視聴率はかなり低い数字のように感じるかもしれないが、テレビ雑誌記者がこう指摘する。
「『SUITS/スーツ2』の初回視聴率は11.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。第2話の平均視聴率は8.4%と1桁にダウンした。テレビ離れと言われる今の時代、2桁台は合格点。大野ドラマは再放送にもかかわらず2桁をはじき出したのだから、たいしたものです。大野の主演ドラマは4年前の『世界一難しい恋』(日本テレビ系)以来。それだけに、首を長くして待っていたファンが飛びついたということでしょう」
大野ドラマの再放送というフジテレビの大英断にファンは感謝しきり。「SUITS/スーツ2」が再スタートした暁にはお礼のため、同ドラマを見ようと誓いあうほど盛り上がっている。この先どこまで数字を伸ばすか、見ものだ。(塩勢知央)