嵐の相葉雅紀がパーソナリティを務めるラジオ番組「嵐・相葉雅紀のレコメン!アラシリミックス」(文化放送)で、相葉が、質問に正直に答えていくと自分の真の姿や性格がわかる「類人猿分類診断」ゲームなるものにハマっていた。
「4月11日放送回のことでしたが、相葉が読み上げられた質問にひとつずつ答えていくと、ファンがこれまで抱いていたイメージと真逆の答えを次々繰り出していきました。で、ファンが想像しなかった性格が導きだされた。何と相葉は勝ちにこだわるリーダータイプで『類人猿』としては『チンパンジー』タイプだったんですよ。リーダーというより、リーダーを盛り立てる、縁の下の力持ちタイプで温厚なイメージが強いと感じていた人が多かった相葉ファンは、かなり面食らっていましたよ」(ジャニーズウオッチャー)
しかし、配信が始まったドキュメンタリー「ARASHI’S Diary -Voyage-」(Netflix)の第7話を見た相葉ファンは、その時覚えた「違和感」をようやく払拭できた。というのも、そこにはファンが思う「相葉ちゃん」の姿が映し出されていたからである。自分の性格が自分ではよくわからないという相葉が、ゆかりの人物を尋ね歩くという形の同番組で、相葉は女性舞台演出家、ボクシングジムのトレーナー、中学時代の担任教師らのもとを訪れた。
「特に影響を受けたのは、担任教師で、相葉のまっすぐで正直、素直でお人よしな性格を作り上げるのに尽力してくれた人のようでしたね。相葉は仕事を始めたことで部活をやめてぽっかり穴が空いた寂しさや学業との両立の難しさに苦しんだ日々を教師にストレートにぶつけ、受け止めてもらったことが多感な時代の心の支えになったようです。泣いたり笑ったりを繰り返し、成長していく相葉の姿が手に取るようにわかりましたね」(ネットライター)
相葉が仕事での壁にぶつかった時に熱心に話を聞いてくれたのが、故・志村けんさんだという。番組共演がきっかけで知り合った2人だが、もし志村さんが、生きていたら今の相葉を作り上げた恩人として登場し、優しいまなざしを向け、激励のメッセージを贈ってくれたに違いない。
そんなふうに、相葉ファンは「芸能人・相葉雅紀」を作り上げた恩人の志村さんが登場できなかったことに改めて涙していたようだ。泣けるドキュメンタリーに仕上がっている。
(塩勢知央)