吉本芸人やアイドルらが次々と自分のチャンネルを開設し、参入への敷居が相当に低くなっているユーチューブ。普段の芸能活動とは勝手が違う世界ゆえに、テレビや劇場での人気とはまったく異なる結果が出ることも珍しくないようだ。そこで意外な健闘を見せているのが、元AKB48の“ぱるる”こと島崎遥香だという。
「3月30日にスタートした『ぱるるーむ』では“毎日投稿”を標榜するも、彼女自身がパソコンを使えず編集も人任せなことから本気度が疑われていました。ところが5月に入っても公約の毎日更新は途切れず、公開動画は早くも48本に到達(5月15日現在)。平均視聴回数は10万回の大台に迫る9万7000回あまりで、チャンネル登録者数も12.4万人と二桁の大台に乗っています」(ネット系ライター)
AKB48在籍時には握手会での塩対応や勝手気ままな振る舞いで批判を集めていた島崎。だがそういった過去に目をつぶれば、彼女のチャンネルは可愛らしい女子が頑張っていろんな企画に挑戦しているという内容ゆえ、なかなか好感がもてそうなものだ。
その極めつけが5月11日に公開した「島崎遥香に壁ドンされる動画です。【キュン死?】」。タイトル通り、島崎がカメラに向かって壁ドンするもので、可愛い女子の顔面が間近に迫りくる眼福ぶりだ。コメント欄にも<可愛すぎる!><惚れてまうやろ~>と絶賛の声が並んでいるのである。
「そんな島崎に対して伸び悩んでいるのが、お笑い芸人・ゆりやんレトリィバァのチャンネルです。昨年のクリスマスイブに開設して以来、動画投稿はほぼ週イチペースの23本に過ぎず、6万4000回ほどの平均視聴回数は島崎の3分の2程度に留まる始末。バリバリ現役でテレビ出演も多いのに、チャンネル登録者数は4.6万人と島崎の3割程度に過ぎません。動画では部屋の模様替えや風呂上がり、朝のルーティーンなどなぜか女子力全開ですが、世間のニーズとはいまいち合致していないようです」(前出・ネット系ライター)
毎日更新がいつまで続くのかに注目が集まる島崎に対して、ユーチューブをいつまで続けるのかも取りざたされるゆりやん。どんな分野でも取り組みの本気度が試されていることに変わりはないようだ。(金田麻有)