広瀬が若手トップに立つ以前、この座を占めていたのは土屋太鳳だった。
「15年のNHK朝ドラ『まれ』出演以降は、『下町ロケット』『チア☆ダン』(ともにTBS系)など話題作に続々出演。ギャラは1本120万円まで上がっています。ドラマ以外でも昨年のCM出稿量は若手女優の中ではトップ。テレビで見ない日はないほどの売れっ子ぶりです」
もちろん、出すぎた杭は打たれるのが芸能界。広告代理店関係者によれば、批判の声も大きくなっていて、
「朝ドラ以降は、映画の仕事を優先。人気者としての自負があるためか、CMで共演した乃木坂46の白石麻衣には『私は主演女優なので』とマウンティングしたといいます。他にも山崎賢人、竹内涼真、片寄涼太など熱狂的ファンを持つ俳優と青春ラブストーリーに出演したため、女子が嫌いな女優ランキングでは常に上位にランクされるほど嫌われている」
「タオパイ」好きのオヤジ世代には理解できない女優ならではの対抗心が見て取れるようだ。
「優等生すぎる土屋は同世代女優から反感を買いやすい。昨年のブルーリボン賞に輝いた松岡茉優などは、堂々と『ライバル』を公言して、これまでオーディションの最終選考で土屋に4度敗れていることを糧にしています。過去に小島瑠璃子も土屋に対する悪口書き込みツイートに対して『いいね』をしたことがありました」(織田氏)
やっかみ包囲網はさらに狭まる。
「この流れに乗じて一気に土屋を蹴落としにかかったのが広瀬アリスです。妹・すずと違い開けっ広げな性格のアリスは、同年代の女優の恋バナや裏エピソードなどを取材記者相手にボンボン暴露してくる。CM契約女王の座を妹と争う土屋も当然、そのターゲットになりました。土屋の焼き鳥好きなど私生活での大飯食らいエピソードをナイショで語りだしている。バラエティー番組では顔マネまで演じ、土屋をコケにしたこともあります」(女性誌記者)
江戸の敵を長崎で討つと思いきや、妹を救済するため、毒言噴射でライバル潰しに立ち上がったのだ。
「今後の台風の目となりそうなのは、ドコモCMで橋本と制服姿で競演中の浜辺。東宝シンデレラガール出身の美少女はCM契約がなんと15社。アリスは『彼女のファン』と発言し、自陣への取り込みを図っている。また、NHK大河『麒麟がくる』でみごとに沢尻エリカの代役を演じた川口春奈も、一気にCM契約が11社にまで躍進しました。彼女みずから友達が少ないキャラを公言しているのは、昨日の友は今日の敵と知っているからでしょうか」(スポーツ紙芸能デスク)
まさに三日天下の若手女優の頂上決戦。火花を散らす争いから目が離せない!