元AKB48の川栄李奈は、電撃婚の末に昨年11月9日に第1子を出産したが、女優としての行方が気になるところ。
「元AKBでは断トツに女優としてブレイクし、後輩たちの励みになったと思います。キレ味とかシリアスな演技が彼女に合っていて、これからどういうふうに展開していくのか楽しみにしていましたが」(美少女研究家・高倉文紀氏)
CMは今もオンエアされているだけに、早い段階の女優復帰もあるだろうか。
西前頭2枚目は、昨夏の大ヒットアニメ「天気の子」(東宝)でヒロインの声優を務めた森七菜だ。
「最近はモデル出身の若手女優が多いですが、そうではない彼女は好感度が際立つ。ヒットした『天気の子』も『3年A組』も、天才的な演技を見せる彼女の起用は大きかったと思います。1月に岩井俊二監督の『Last Letter』(東宝)も公開されましたが、この出会いも大きな財産になると思います」(前出・高倉氏)
記念すべき朝ドラ100作目の「なつぞら」(19年)でヒロインとなった広瀬すずは、演技力については賛否が分かれるところだが、ただ、誰の目も引きつける“華”においては極上品。
「17歳で米兵に暴行される役を演じた『怒り』(16年、東宝)は、迫真の形相。一部で『何をやっても広瀬すず』と言われることはあるが、ある意味、カラーが確立されている証拠でしょう」(芸能評論家・織田祐二氏)
この透明感に対抗するのは、昨年ブレイクを果たした白石聖だ。石原さとみ似の美少女ということで注目されたが、それだけではなかった。
「狂気をはらんだ女子高生を演じた『絶対正義』(フジテレビ系)は、ネガティブなキャラクターを持つ彼女の闇の部分が引き出されていました。その後に『ゼクシィ』のCMに起用されたことで、若手の登竜門を見事にキャッチしたことになります」(前出・高倉氏)
唇の色っぽさは、“本家”の石原以上との声も。
新世代のヒロインはまだまだ続く。上白石萌歌は、綾瀬はるかの義理の娘を演じた「義母と娘のブルース」(18年、TBS系)が記憶に新しい。映画監督の野本史生氏は自身が関わる作品に上白石を推薦したこともあるという。
「CMで歌っている姿も、綾瀬はるかとの母娘役も、興味を持ちますね」
続けて、有村架純に対してもこんな意見。
「ビジュアルは日本人的な可愛らしい子という感じ。ただ『僕だけがいない街』(16年、ワーナー・ブラザース)のように、グッと光る瞬間を見せます」
元乃木坂46・深川麻衣は、今年1月の「日本ボロ宿紀行」(テレビ東京系)で初主演。前出・織田氏は「目の輝き、満面の笑顔、うっとりした表情に魅せられた」と太鼓判。そしてラストに控えるのは、土屋太鳳だ。
「彼女が小学生でオーディションを受けた場に、たまたま同席しました。今、世間が思う明るいキャラだけではないシリアスな役もできたし、得意のダンスなど武器も持っているし、今後も幅広い役ができる可能性は高いと思います」(前出・高倉氏)
まだまだ女優大国ニッポンになることは間違いなさそうだ─。