7月30日に放送された「めちゃ×2イケてるッ! 夏休み宿題スペシャル」(フジテレビ系)で10年ぶりに同番組に出演したのは、極楽とんぼの山本圭壱である。
番組の前半、現在の山本の活動を隠し撮り形式でレポート。草野球に興じる姿や、パーソナリティを務める宮崎県の地域ラジオの収録風景などが放送された。
今年の最高タイとなる平均11.9%の視聴率をマーク。近年「めちゃイケ」に手厳しいネット民からも今回の特番には、「相方の加藤浩次の男気に感動した」「山本を許してやってもいいのでは」といった好意的なコメントが相次いだ。
こういった反響から、内部では大成功の余韻に浸っているのではと思いきや、意外にもシビアな意見が聞こえてきたのである。
「全体的には成功でしたが、悔やまれる『魔の30分』があったんです」と明かすのは、長年同局で仕事をする放送作家である。
「山本を隠しカメラで追う20時までは良かったんです。江頭2:50も登場したパチンコ営業のくだりなんて、テレビ史に残るぐらいの名場面だったと思いますが、20時から30分間がとにかく良くなかった。それは山本をスタジアムに呼び出してメンバーと再開する場面と、岡村がボクシングで山本をボコボコに殴る場面です。どちらも『イジメに見えた』『殴る必要なんてあったのか』と別番組のスタッフ間でも話題になりましたね」
視聴者の感動を呼んだ「めちゃイケ」の山本復活特番。山本への同情を誘うためとはいえ、ボコボコに殴るのはやり過ぎだったようだ。
(白川健一)