芸能界からの引退を7月6日に発表した、木下優樹菜さん。先ごろ、木下さんから恫喝めいたメッセージを受け取ったタピオカ店経営者が損害賠償を求めて提訴し、木下さんには訴状が届いていると報じられた。
彼女のタレント人生を終わらせるきっかけとなった“タピオカ騒動”が裁判へと発展したわけだが、実は、一度は木下さん側が和解へ向け動いたものの、うまくいかなった経緯を、芸能ジャーナリストの井上公造氏が10日放送の「おはよう朝日です」(ABC)で明かしている。
そもそも騒動後、木下さん側がタピオカ店にどんなアクションをとってきたのかについては、イマイチはっきりしていなかった。文春オンラインによると「木下さんは代理人を通じて再三、謝罪したいと伝えてきた」という話がある一方、デイリースポーツによると、現在までに木下さんから謝罪の言葉は1回もなく、店長は「報道ではすごい向こうから(謝罪を)働きかけているみたいな言い方されているけど、一切それはないです」と告白したという。
いずれにせよ、木下さん側とタピオカ店側の間でこれまでまったく交渉がなかったような印象を受けるが、実はそうではないのだとか。
井上氏によると、話の概略はこうだ。木下さんの事務所側が弁護士を通じて和解を提案すると、相場よりもかなり高い和解金を提示され、それを払おうという話にいったんなった。しかし店側は「和解金をこちらが受け取ることを口外しないでほしい」という要求も出してきた。事務所としては、和解したことをマスコミを通じて言わないと、木下さんのイメージ回復にはならないので、交渉は決裂した──。
そして訴状が届き裁判となっていったというわけだが、タピオカ店側の木下さんへの怒りはよほど強いということだろうか。
(鈴木十朗)