「CHAGE&ASKA」のASKA(55)が週刊文春に、薬物疑惑を報じられて1カ月余り。一部では“逮捕説”までささやかれたが、ここにきてにわかに復活に向けて動きだしているというのだ。
ファンにとっては青天の霹靂だった。8月25日に結成34周年を控えていたやさき、週刊文春に「シャブ&ASKAの衝撃」というタイトルで、ASKAが深刻な薬物中毒状態にあるばかりか、暴力団組員に薬物吸引の現場を収録された映像で脅迫されていたことが報じられたのだ。
ワイドショースタッフが明かす。
「文春の直撃にASKA本人は、薬物疑惑を否定。ところが、その翌週には、写真週刊誌の『FLASH』にASKAに薬物を売っていた売人が登場。長年にわたる常習性について赤裸々に証言していた。ところが、報道後、ASKA本人は一切沈黙。今のところ、釈明会見の予定もありません」
そうした中、意外な援軍が現れた。8月5日、元競輪選手の中野浩一氏の妻で、歌手のNAOMIが自身のブログでASKAの近況をつづっていたのだ。
音楽関係者が解説する。
「ブログではASKAから彼女宛てにメールが送られたことが明かされ、〈俺には北海道時代に反社会的な世界の同級生など一人もいない。そういう友人は一人もいない〉と疑惑について全否定する内容だった。また、8月21日にもASKAと直接、電話でやり取りしたことまで掲載。〈全く至って(ASKA)本人は『動じず』ですからご安心を〉と書かれていました」
もともと、ASKAとNAOMIは30年来の仲で、家族ぐるみのつきあい。日頃から「ASKA兄」と呼んでいるほど親密な関係である。ブログではASKAの近況と心情をこう代弁している。
〈もう「とっても元気」にしています。血圧も安定していて病気は殆ど「完治」みたいです。自宅のスタジオにてバンドのメンバー皆さんと一緒に新曲をたっくさん作っているそうです。☆10~20曲、出来上がっているって〉
さらには、中野夫妻との電話の会話についても公開。
〈私:「元気になったかしら?」
A:「もう自宅で仕事しているの、知ってるだろう?」
私:「そうだよね」
A:「体調も良いし、いい曲、いっぱい出来たぞ~」
(中略)
私:「ファンの皆さん、本当に心配しているんだよ」
A:「大丈夫だから、元気だから」〉
だが、その一方で気がかりなのが、ASKAの相方であるCHAGEからの意味深なコメントだ。8月25日に約1カ月ぶりに更新されたブログには、結成34周年を匂わせるタイトル「8月生まれの皆さん」で始まって、本文は「お誕生日おめでとうございます」のみとシンプルだが、一緒に掲載された写真がファンの間で物議を醸しているのだ。
「ブログには、3枚の鳩の写真が掲載されているんですが、それがASKAのソロの『廃墟の鳩』という曲を暗示しているのではと言われているんです。『人はだれも悪いことをおぼえすぎたこの世界』という歌いだしは、ASKAの現在の状況そのもの。復帰できずにもどかしい思いをしているCHAGEのASKAに対する皮肉のメッセージと言われています」(音楽評論家)
このまましれっと復帰しても、CHAGEやファンが素直に受け入れるのは難しそうだが‥‥。