お笑いタレントの有吉弘行が7月19日、パーソナリティーを務める「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」(JFN)に出演。先ごろ話題となった正体不明のアーティスト、バンクシーの“新作”について持論を展開した。
バンクシーがロンドンの地下鉄に描いた新作を、清掃員がそれと知らずに消してしまったことを英メディアが伝えたのは15日。番組でこのニュースを取り上げると有吉は、「こんなの伝える必要ないよ別に。パッと消して終わりだよこんなの」として、落書き扱い消した清掃員に同情。バンクシーについて「あんなの捕まえないとダメだよ。何がメッセージだよ落書きしといて。メチャメチャいい気になってるでしょ。マジ迷惑系ユーチューバーみたいなもんでしょ。ダメなもんはダメなんだから」とバッサリ切り捨てた。
これにネット上では賛同の声が殺到。《俺もそう思ってた》《ぐうの音も出ないほど正論》《まさに価値を認めない人にとってはただの落書き》《ありがたがる意味がわからん》と激しく同意する声であふれた。
「日本では東京都港区でバンクシーのものと見られるネズミの絵が発見され大騒ぎとなり、小池都知事がわざわざ現場に出向いて記念写真を撮りツイッターにアップ。かつ描かれていた防潮扉部分を取り外して保管するという、公共の場の落書きを擁護するような動きに疑問と批判の声が殺到しました。今回の有吉の発言への反応からわかるように、やたらと持ち上げられる“落書き”に違和感を覚える人は少なくないということでしょうね」(社会部記者)
とはいえ、政治的意味を含む作品を描くバンクシーだけに、どんな形であれ話題になれば目的は達成されたということだろう。