朝の情報番組「とくダネ!」(フジテレビ系)のメインキャスター小倉智昭が来年3月に番組を勇退すると報じられている。もともと小倉は五輪に思い入れが強く、東京五輪の放送を花道として今秋に勇退という予定だったそうだったが、コロナ禍で五輪が1年延期となったため来春に延びたという。
フジといえば、情報番組「直撃LIVE グッディ!」が9月いっぱいで終了決定。メインキャスターであるフリーキャスターの安藤優子、俳優の高橋克実は“お払い箱”となる。
またテレ朝では、報道番組「サンデーステーション」が10月の番組改変で、現在の午後4時台から、午後9時のゴールデンに昇格することが明らかに。それに伴い、こちらもフリーでメインを張る長野智子が降板し、後任には「報道ステーション」の小木逸平アナ、森川夕貴アナとどちらも局アナが起用される。
各局で相次いで大物が降板するわけだが、その背景には何があるのか。
「コロナ禍でテレビ局は広告収入を大幅に減らしています。そんな中、高額ギャラの看板キャスターに降りてもらうことになったのでしょう。局側にとっては、これまでも本音ではやめてほしかったが、過去の貢献度を考えるとなかなか言い出せなかったところへ、コロナによる減収という“言い訳”ができたという見方もできるかもしれません」(テレビ誌記者)
今後も同様の降板劇が続くかもしれない。
(鈴木十朗)