8月18日発売の「週刊女性」が、2022年放送のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に香取慎吾が出演する予定と報じている。
同ドラマは、主演・小栗旬、脚本・三谷幸喜。香取の出演はまだ完全に決まっているわけではないが、ほぼ決定という。
「三谷は、2004年に香取が主演を務めた大河ドラマ『新選組!』でも脚本を担当。9月 配信開始のドラマ『誰かが、見ている』(Amazon Prime Video)でもタッグを組んでおり、香取とは信頼関係が厚い。それだけに『鎌倉殿─』に出演する可能性も高そうです」 (エンタメ誌編集者)
17年にジャニーズ事務所を退所した香取。一緒に辞めた稲垣吾郎、草なぎ剛の3人で 「新しい地図」として活動しているが、地上波テレビでその姿を見ることはほとんどない。
とはいえ、NHKには徐々に出演しており、稲垣は19年度後期の朝の連ドラ「スカーレット」に出演、草なぎも21年放送予定の大河ドラマ「青天を衝け」に出演が決定。 これで「鎌倉殿─」の香取起用が決まれば、3人のテレビドラマ復帰が果たされる。
「昨年7月に公正取引委員会が『元SMAPの3人(新しい地図)を番組に出演させないようにテレビ局に圧力をかけた場合、独占禁止法に抵触する恐れがある』と、ジャニーズ事務所に注意したと報じられました。ジャニーズは圧力を否定しましたが、テレビ局がジャニーズに忖度した可能性は否定できません。公取の動きを受けてか、NHKが彼らを使い始め、それが今後、民放にも波及していくかもしれません」(前出・エンタメ誌ライター)
香取は8月2日、ABEMAの月イチレギュラー番組「7.2 新しい別の窓 #29」に出演。 ゲストの中山秀征に独立後の変化を聞かれ、「こんなにテレビに出れないものなのか」と本音を漏らす一幕があった。
「ジャニーズは昨年、創業者のジャニー喜多川氏が亡くなり、社長は代替わりして滝沢秀明氏が副社長に就任するなど体制が変化しています。最近は所属タレントの退所も相次ぎ、以前より“威光”が弱まっている印象はありますね」(前出・エンタメ誌ライター)
今後“ジャニーズタブー”が薄れていくのかどうか、香取の「鎌倉殿─」出演の可否が一つの目安になりそうだ。
(鈴木十朗)