一部メディアにより、大みそかに放送される「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ系)の年越しスペシャル「絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!」に出演することが報じられている、元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人。
2016年末でSMAPが解散、翌年の9月にジャニーズ事務所を退所し、同月に公式ファンサイトの「新しい地図」を立ち上げた3人。以降はジャニーズ時代に手つかずだったSNSに進出し、稲垣は10月に自身がプロデュースしたレストランをオープン、草なぎは「ユーチューバー草なぎチャンネル」を開設、香取はアート分野に力を入れ個展を開くなど、各々が色を出し芸能活動の幅を広げてきた。
「12月10日には、1月2日放送の『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』(テレビ東京系)の3時間スペシャルに出演することが発表されました。テレ東への出演は6年ぶり、同局の番組でロケに出るのは23年ぶりで、『新しい地図』公式ホームページによれば、出川からの共演の熱望に3人が応える形で出演が実現したといいます」(テレビ誌記者)
こうした動きにより、新年からは3人が地上波番組への出演が本格的に解禁されるのではとも言われ、これには、7月にジャニーズ事務所が公正取引委員会から、テレビ局などに圧力をかけ3人の起用を妨げている疑いがあるとの注意を受けていたことが大きく影響しているとも伝えられているが、あるNHK関係者はこう語る。
「各局がジャニーズに忖度していたとも言われているが、あの3人が起用されない状況が続いていた原因は、それだけではない。やはり、元SMAPのほか2人、中居正広と木村拓哉については、名前にしても芸能人としての意識の高さにしても別格なんです。加えて、番組を作る際には現場に気を遣い、全体を見ながら盛り上げていこうという意欲が常に感じられ、スタッフ受けも非常に良い。その点、稲垣以下3人にはそうしたところが希薄で、SMAPという看板に守られていたという感が強いんです。ジャニーズを抜けて仕事がなくなったのは、それまでの本人たちの素行にも原因の一端があるんですよ」
果たして3人は、ジャニーズを抜けたことで、その辺りを成長させることができたのか。始めは話題作りで仕事が舞い込むだろうが、試されるのはそこからだろう。