主に広島東洋カープで活躍した技巧派左腕、川口和久氏が、女性タレントの「ここも」たちが司会を務めるYouTubeチャンネル「こちら野球放送席~イージーパイ~」の9月2日投稿動画に出演した。
川口氏はそこで、自身がストレートとカーブといった“縦”を主体に投球を組み立てるピッチャーで、当時のジャイアンツには有利だったと分析するとともに、ジャイアンツ移籍後の1996年の日本シリーズではあのイチローを完全に抑え込んでいたことも振り返った。
オリックスにおいてイチローは、94年から最多安打5年連続、首位打者は7年連続で獲得しており、96年ももちろん絶好調の年である。オリックスはジャイアンツを4勝1敗で破り日本一に輝いている。しかし、そんな全盛期のイチローを日本シリーズにおいて川口氏は「全て抑え込んだ」と胸を張る。
さらに、「イチローが構えたグリップの下を目掛けて投げていたんですよ。イチローはグリップの下がバットが出ない。グリップの下を主体に、あとはどうボールを散らすかってことしか考えてなかったです」と、当時のイチローの穴を明かしたのだった。
これを聞いてイチローはどんな感想を述べるだろうか? ぜひこのチャンネルに招いて、川口氏と激論を交わしてもらいたいものだ。(ユーチューブライター・所ひで)