チョコレートプラネットの松尾駿といえば、IKKOや梅沢富美男など様々なものまねレパートリーでおなじみ。最近はガールズグループ「NiziU」のプロデューサーを務める韓流アーティストのJ.Y.Park(パク・ジニョン)も得意としている。そんなJ.Y.Parkものまねが、子供たちにはちょっと見せられない代物だというのである。
「レギュラー出演している『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)では、J.Y.Parkのものまねを多用している松尾。最初のうちはそれっぽいセリフをマネていたのですが、最近は本人のキャラから逸脱し、口調以外はまったく似ていないキャラになっているのです。話す内容もひどく下品だったり、時には粗暴な振る舞いも見せるなど、いったい何のものまねなんだと首をひねりたくなりますね」(テレビ誌ライター)
そんな松尾流が炸裂したのが9月15日の放送回。この日は芸人たちが体を張ったゲームに挑戦していたが、松尾が繰り出したセリフはことごとく下品だったのである。
「芸人たちの頑張りに対して松尾は『この時間はクソですね』などと、やたらと“クソ”という単語を連呼。自分がゲームに挑戦して失敗し、MCの後藤輝基になじられた際には『じゃあ後藤、お前がやってみろよ!』と激昂し、手に持った“キューブ”を武器として投げつけようとしたのです。そのキューブとは、NiziUのオーディションで大きな成果をあげたメンバーに評価の印としてJ.Y.Parkがプレゼントしていた虹色のアクセサリー。それをヤンキーがヌンチャクを振りまわすかのようにジャラジャラさせていました」(前出・テレビ誌ライター)
もはや口調もJ.Y.Parkからほど遠くなり、ものまねですらなくなっていた松尾。だがそのような少しも似ていないものまね芸こそが、松尾の真骨頂だというのだ。
「これがゴールデンタイムの番組だったら松尾もこんな無茶なマネはしなかったはず。あくまで子供が観ていない深夜番組であることを計算に入れたうえでの暴走であることは確実です。ものまねとしては失格レベルかもしれませんが、松尾の暴走ぶりはバラエティ芸として場を最高に盛り上げており、視聴者にも《チョコプラ松尾さんのJ.Y.Parkモノマネ、面白すぎて好きすぎる》《J.Y.Parkのモノマネ見てゲラゲラ笑ってた》などと大好評。本物のJ.Y.Parkを見ると松尾のものまねを思い出して笑ってしまうと告白する視聴者も多く、強烈なインパクトを残しているようですね」(前出・テレビ誌ライター)
似ていないのにおもしろい。チョコプラ松尾のものまねは、新たな高みに到達したようだ。
(金田麻有)