昨年10月から正月休みもなしで働きづめのお笑いコンビ、チョコレートプラネットの、今年1月の月収がたったの50万円とわかり、大きな波紋を呼んでいる。
2月14日放送の「櫻井・有吉THE夜会」(TBS系)にゲスト出演。17年が出演本数100本だったのに対し、昨年は219本と倍増。それもこれも松尾駿のIKKOのものまね、長田庄平の和泉元彌のものまねがバカ当たりしたせいだという。
「テレビ出演本数が倍増したのだから、当然ギャラも正比例して倍増するはずですよね。2人もそう思っていたようです。17年の最高月収が40万円だったのに、ちっとも上がらない。ものまねがウケて、目に見えて仕事が増えていき、売れている実感もあるというのに。最後の休みは昨年10月にもらったきり。11、12、1月も休みなしで働いてきた。なのに先月の月収は50万円。マネージャーからここ1年くらい『来月は(給料)いいんで…』と言われ続けているにもかかわらず、変わりばえしない額にガックリしている様子でした」(テレビ誌記者)
MCの有吉弘行が「IKKOさんに権利(料)払ってるとかじゃないでしょ?」と茶化すと、松尾は「だとしたら納得ですけど」とポツリ。確かに2人並んでのネタ見せがインパクト大なため、何かとセットで出演することが多かった。本当に権利料が発生しているのだろうか?
「それはないと思いますね」と否定するのは、芸能ライターだ。
「ものまねさせてもらう本人に許可をもらったりの話はよく聞くが、OKする代わりに物まね1回につきいくらと契約した話は聞いたことがない。島田洋七がレギュラー19本を掛け持ちした時に最高月収8400万円だったそうですが、今は当時と違ってお笑い番組は少ないし、テレビ番組の制作費は削減され、出演者のギャラも右肩下がりになった。大御所タレントでさえギャラダウンさせられるご時世。個人事務所ならいざ知らず、チョコプラは吉本興業所属の芸人でしょう。ベテランや売れっ子が上にひしめき合っているから、アップは夢のまた夢、ということなのではないですか」
それより心配なのが、次なるものまねだ。今年初おろしとして松尾が女子テニスの大坂なおみ選手を真似したのだが、みごとにスベっていた。
「見てくれはまあ似てたかな。でも、キメ言葉がすべて『お寿司食べた~い』のワンパターンで、有吉に『ひどい』と宣告される代物だった」(ネットライター)
現在のレギュラー番組2本。ギャラが上がる前に表舞台から消えるほうが先でなければいいが。
(塩勢知央)