俳優の小沢仁志とその弟・小沢和義が9月17日放送の「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)に出演し、飲食店のトイレを破壊するレベルだったという兄弟喧嘩を振り返った。
Vシネの帝王として君臨し、“顔面凶器“と称されるほどのコワモテな兄の仁志だが、弟の和義の素性について「昔からキレてプチっといくとハンパない。これが暴れるのよ」と説明。その凶暴性を物語るエピソードとして、かつて所属していた事務所の忘年会での出来事を紹介した。
いわく、飲んでいた仁志のもとに後輩が駆け寄り、「和さんが便所で暴れてます!」と告げられトイレに向かうと、そこには何やら店員と揉めて暴走する和義の姿が。和義は酔っ払いながらトイレに行き、転倒して店の壁を壊してしまったようで、「店員がすげぇ態度悪いから『なんだこのヤロー』って暴れているところに兄が来た」と当時の状況を説明。仁志が和義を制止しようとするも一切応じなかったため、「和をぶん殴って、そこから大乱闘で。和の頭を便器にバーン、バリーンって」と弟の激しい喧嘩を振り返った。
Vシネ界が誇るコワモテ兄弟による乱闘の末、あちこちが破損してトイレ一面に水が飛び散っていたという。2人はいったん退店し、平常心を取り戻してふたたび店に戻ったあとの成り行きについて、仁志は「事務所の社長が土下座して(店に)謝っていた。それから5年間、事務所の忘年会が出来ないのはオレらのせいって言われて」と語ったものだ。どうやら多方面に大きな影響を与えた乱闘だったようだ。
「小沢仁志のイメージに沿ったインパクトのあるトークのネタだったことは間違いないですが、令和の時代ではこうしたエピソードに対する視聴者の受け入れ態勢はもはや無いと言っても過言ではありません。ほとんどVシネの世界のような2人の乱闘により、店は多大なる迷惑を被り、事務所の社長にも土下座させてしまうレベルだったわけですからね。バラエティ番組で話すような内容ではないとの批判が多く、ネットでは『いい年の大人がこういう話をさも得意げに話すのってどうなの? 恥ずかしいことよ?』『武勇伝的に語るのはやめた方が良い』『こういう息巻いた方を見るのは不愉快』との指摘が殺到。店のトイレを水浸しにし、事務所の忘年会ができなくなるほどの大乱闘という時点で、トークのネタにできるようなものではないことは明らかです。ただ、それも含めて“小沢仁志の生き様“なのでしょうか」(テレビ誌ライター)
トイレを破壊された店側にとって、まったく笑えないエピソードであることは確かだろう。
(木村慎吾)