10月9日、日本テレビ系で放送された「サッカー日本代表 国際強化試合 日本×カメルーン」の一戦。
全員が欧州組で結成され、今年に入り最初のA代表戦とあって注目を集めたこの試合だが、中継ではブレイク中のお笑いコンビ・EXITがゲスト出演し「日本に元気を!バイブスぶちあげ代表戦観戦」と題して副音声も担当した。
さらにEXITは同11日、18日と同局系「Going! Sports&News」のサッカーコーナーにも出演したのだが、決して評判は芳しくないのだという。
「日テレのサッカー番組での『EXIT推し』について同局内で躊躇する声が出始めているんですよ」と語るのはテレビ関係者だ。
EXIT・りんたろー。は大学4年までサッカーを続けプロ入りを目指していたほどのサッカー通。いかにも適役のように思えるのだが──。
同関係者が続ける。
「カメルーン戦の中継の際、視聴者から日テレに『EXITはいらない』との声が多数寄せられたとのこと。制作側の意図と視聴者の感覚が大幅にズレていたんですよ」
なぜ視聴者から「EXIT不要論」が噴出したのか。
「決してEXITが嫌いなわけではなく『しっかりと専門家の解説を聞きたい』との意見が大半のよう。近年『ダゾーン』などスポーツ専門チャンネルが普及したことで、より視聴者の目が肥えたということでしょうね」(同関係者)
スポーツ番組にも時代に即した内容が求められている。(山倉卓)