7月2日に新曲「なぁ人類」をリリースしたお笑いコンビ・EXIT。同3日には日本テレビ系音楽番組「THE MUSIC DAY」に出演し、バックダンサーを従えて同曲を熱唱した。
これまでの芸人活動に加え、今夏からアーティスト路線を本格化させるという彼らだが、実は、早くも不穏な空気が漂っているという。お笑い関係者が語る。
「“アーティストデビュー第一弾シングル”として制作された『なぁ人類』はEXITのふたりが作詞を手掛けたメッセージ性の強い楽曲なのですが、この曲の歌詞を巡ってネット上で猛反発が生じているんです」
反発を招いているのは「挑発的な歌詞」だ。
「『いじめ対策』や『ジェンダーレス時代』といった現代的なテーマを扱いつつ“ポリティカル・コレクトネスの暴走”を憂う挑発的な内容。この歌詞に『社会問題を解決しようとする姿勢を嘲笑っている』として、続々と批判が寄せられる事態となりました」(前出・お笑い関係者)
ツイッター上では著名人からも反発が。コラムニストの小田嶋隆氏は「キツい。反ポリコレ、反ジェンダー思想」「反多様性万能主義のアジテーションを冷笑風味で並べてみたのだろうね」と厳しく批判している。
今回の騒動について「歌詞の内容に賛否が分かれることはEXITとしても予想していたはずですが、ここまでの反発を受けるのは想定外だったと思います」と同関係者は指摘する。そして今後の芸能活動へのこんな懸念も。
「彼らはSDGs特番のMCに起用されるなど『多様性に理解のあるキャラクター』で通ってきましたが、今回の騒動でこうしたイメージを維持するのが難しくなってしまった。今後、大幅な『キャラ転換』が必要となりかねない事態です」(前出・お笑い関係者)
波乱含みのアーティストデビューとなった。
(山倉卓)