お笑い芸人で絵本作家のキングコング・西野亮廣が、5000万円の航空機を購入したと告白した。11月10日放送の「華丸大吉&千鳥のテッパンいただきます!」(フジテレビ系)にて明かしたものだ。
この日は「TV初公開」と題して、西野が国産プロペラ旅客機の「YS-11」を購入したと紹介。スリランカに駐機されている実機を訪れた映像では、コックピットの内装に「うわぁ、このまま残したい!」と興奮する姿が映し出されていた。
「実はこの機体、昨年9月にヤフオクに出品され、熱心な航空ファンの話題をさらった逸品なのです。もともとは日本エアシステム(JAS)にて運用されていたもので、機体側面に残る3色の帯は往時のカラーリングのまま。97年以降はフィリピンの航空会社で運用され、一昨年ごろにスリランカの航空会社が購入。ところが昨年4月に発生したテロの影響で実運用への投入が見送られ、親会社が日本企業だったことからヤフオクで売られることになりました」(航空マニアのライター)
機齢50年ほどの同機は世界でも数機のみと言われるフライアブル(飛行可能)なYS-11であり、出品時は話題沸騰。かの高須克弥院長も興味を示し、「セリに勝つ自信はある」とツイートしていた。しかし日本までの運送費込みで3500万円、即決価格で5000万円という価格が高かったのか、それとも保管するだけで多額の費用がかかるためなのか、入札ゼロのまま終わっていたのである。
「ところが入札締切の当日、出品者のもとに口座番号を教えてほしいとの電話があり、その人物は『即金で5000万円振り込みたい』と打診。同日中に5000万円が入金されたというのです。出品者は当時、AERA dot.の取材に対して『購入されたのは、著名な日本のビジネスマン』とだけ明かし、『どなたが買われたかはいずれ明らかになるのでは』と語っていましたが、今回の番組でその購入者が西野だったことがわかった形です」(前出・ライター)
西野は同機を日本に持ち込んだ後、6万人の会員数を誇るオンラインサロン向けの宿泊施設に改造すると表明。どうやら今後、貴重なYS-11を目当てに西野のオンラインサロンに入会する航空ファンも続出しそうだ。
(金田麻有)