11月8日、日本プロ野球史上2番目の若さで2000安打達成、名球会入りを決めた、巨人の坂本勇人。首位打者(16年)、最高出塁率(同年)、最多安打(12年)を獲得しており、これからもますますの活躍を期待されるところだ。
そんな坂本のバッティングにおいて、あの三冠王バッターと腕の使い方が似ていると指摘する人がいた。主に西武ラインズで活躍した元プロ野球選手の石毛宏典氏である。
石毛氏のYouTubeチャンネル「石毛宏典TV」の、11月26日投稿回を観ると、それはどうやら3度の三冠王に輝いた球界のレジェンド、落合博満氏のようだ。〈【そっくり】落合博満さんと坂本勇人の共通点について話します〉とタイトルがつけられた回がそれで、「似ている」と評するポイントとして、「落合さんは、多分インコースは不得手だと思うんですが、インコースには腕を上手く畳んで逃がして打てるんですね。坂本もそういうところがあるんですよ。これはなかなか教えても教えられない」と石毛氏は語った。
さらに、これをゴルフ好きの方にイメージしやすく、「バンカーショットみたいな形で、ヘッドを返さない技術なんですよ」とも表現した石毛氏は、外に逃げるボールには少し泳ぎながらでも拾って腕を伸ばして、レフト、センター前に持って行く技術も落合氏同様だと、坂本を賞賛したのだった。
今年は19本に甘んじたホームランだが、昨年は40本も放っている坂本。ホームランバッターのイメージはないが、落合氏に倣い三冠王なんてことも、夢物語ではないかもしれない。(ユーチューブライター・所ひで)