スポーツ

坂本勇人もマネしてる?落合博満が好投手を攻略した“マスコミ利用術”

 主に広島カープで活躍した元プロ野球選手、西山秀二氏が、プロ野球OB、1300人が所属する「プロ野球OBクラブ」の公式YouTubeチャンネル「プロ野球OBクラブチャンネル」に出演。3度の三冠王を達成した落合博満氏は、実はマスコミを通じて打ちたいボールを打っていたという興味深い話と共に、昨年2000本安打で名球会入りを果たした巨人の坂本勇人も、日本ハムファイターズを相手に同じ手法で日本シリーズを4勝2敗で制していたことを明かした。

 5月8日付の投稿回を観ると、落合氏は、その投手の最大の決め球と勝負したい、他の球で三振を取られても何とも思わない、といったニュアンスをマスコミに流していたと語る西山氏。

 それが功を奏し、広島一筋22年、最優秀防御率2度、最優秀救援投手1度のタイトルに輝き、沢村栄治賞も受賞した大野豊氏との対戦では、大野氏の決め球であるスクリューボールを引き出し、見事にホームランを放っていたという。大野氏とバッテリーを組んでいた西山氏はそんな落合氏の狙いが分かりスクリューではないサインを出すのだが、結局、大野氏はそれに首を振ってスクリューを投げ、落合氏の術中にハマっていたのだとか。

 さらに、2012年の日本シリーズ、巨人対日本ハムを振り返った西山氏。キレのあるストレートを武器に、その年14勝を上げ、最優秀防御率に輝いた日本ハムの投手・吉川光夫の「ストレートと勝負したい」とマスコミに漏らしていた巨人の坂本勇人は、狙いすましたかのようにそのストレートを弾き返していたのだそうだ。

 入団6年目、その年の坂本は、最多安打の初タイトルに輝いており、脂が乗り始めた頃だろう。勝負師、落合氏同様の発言は、意図してか、否か…?ゲストに招いて質していただきたいところだが…。

(ユーチューブライター・所ひで)

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