MLBに渡った二刀流の大谷翔平、イチロー、松井秀喜、筒香嘉智らに共通するのは、「右投げ左打ち」だ。今ではポピュラーになったが、古くは阪神で活躍した掛布雅之氏や元巨人の篠塚和典氏あたりからの影響だろうか…。
主に西武ライオンズで活躍した元プロ野球選手の石毛宏典氏が、みずからのYouTubeチャンネル〈石毛宏典TV〉の9月27日投稿回〈【特殊】落合博満は左打だった!?足に理由があります〉の中、左打ちのバッターによく見られる、1塁に逃げるような打法…いわゆる「流すような打ち方」について、右打ちにも実践した選手がいたことを明かした。それは、3度の三冠王に輝いた落合博満氏である。
軸足である右足をキャッチャー寄りにつけ、左足はやや開いてオープンに構えた落合氏の神主打法はまさにそれで、本来ならボールに向かって打ちに行くところ、落合氏はアウトコースのボールにも上体が逃げるように距離を取り、まるで三塁に向かって走って行くようにみごとに流し打ちを決めていたと石毛氏は振り返ったのだった。
視聴者のコメント欄に「落合さんのスイングの違和感がやっとわかりました!」「なるほどです!左では引っ張れるのに、右では引っ張れない事がずっと謎だったのですが走る方向を意識したら、右でも簡単に引っ張ることができました!」と言った声が上がる中、「神主打法は子供の時真似しましたけど高い技術を要求される打法ですよね」と、落合氏を称える声もあった。
落合氏の天才ぶりを証明することになった今回だが、今後も石毛氏ならではの視点で、目からウロコな意見を聞かせてもらいたいものだ。
(ユーチューブライター・所ひで)