ハーフタレントであふれる芸能界にあって、トラウデン直美ほど「才色兼備」という言葉がピッタリの美女はいない。的確なコメントでお茶の間を感心させて、かつ漂う色香で大物までをトリコにしてしまう。そんな彼女がひそかに抱く野望と私生活に肉迫する!
「令和は今日、両陛下がお示しになられたように、一人一人が寄り添って協力する時代になってほしいなと思います。国際社会において、まだまだ紛争は絶えませんけども、日本がその中で平和というものを追求していって、尊敬される国になればいいと思う」
このコメントが、トラウデン直美(21)を一躍、時の人に押し上げた。昨年11月の天皇陛下即位のパレードを報じるNHKの特別番組での発言だ。
「皇室の祝賀イベントで生放送。ベテランでも緊張する場面で、番組が求める役割を理解したうえで、自分の言葉で話すのは、なかなかできることじゃない。おかげで放送直後は、ネットの検索ワードで『トラウデン直美』が上位にランクイン。SNSでは『20歳でしっかりと自分の意見を持って話す姿に感銘を受けた』『この聡明な方は誰?』と称賛する声が上がり、各局から出演オファーが殺到することになりました」(テレビ局関係者)
現在、トラウデンは「日経プラス10」(BSテレ東)で「SDGsへの道」のコーナーキャスターに抜擢され、朝のワイドショーに不定期ながらコメンテーターとして出演。まさに、知性に裏付けられたトラウデンの「コメント力」が高く評価されていることがわかる。とかくルックス優先ハーフタレントとは一線を画す存在なのだ。それは経歴からもうかがえる。
「京都大学講師のドイツ人の父親とアメリカ大使館に勤務していた帰国子女の日本人母との間に生まれ、京都で育ちました。『見た目から英語が話せそう』と言われたことで発奮。帰国子女が集う私立高校に入学して英語漬けの日々を送ったそうです。もちろん、ドイツ語も堪能で、高校時代はドイツ語スピーチ全国コンテストで入賞するなど学業成績は優秀。現在は慶應義塾大学法学部政治学科の学生です」(芸能ライター)
知慮だけでなく、美貌も早くから開花していた。13歳の時に、ミスティーンジャパンでグランプリに輝き、ファッション雑誌「CanCam」の専属モデルになる。同誌モデルで最年少専属契約の記録保持者だ。
「テレビに出始めたのはここ数年のことですが、それは学業を優先したため。大学2年までに卒業に必要な単位のうち3分の2を取得したそうで、相変わらず成績は優秀なのです」(芸能ライター)
そんな逸材だけに、所属事務所も売り出し方に万全を期しているという。芸能プロ関係者が明かすには、
「事務所には『CanCam』の先輩モデルである蛯原友里(41)や押切もえ(40)が所属しているが、彼女たちのようにオシャレを語るファッションリーダーにさせるのではなく、若者のオピニオンリーダーになってもらいたいそうだ。そのために、事務所はプロジェクトチームを立ち上げ、長期的なスパンでスケジュールを組んでいる」