新型コロナ感染拡大の影響で、約2カ月遅れで始まったNHK朝ドラ「おちょやん」。「大阪のお母さん」をモデルにしたヒロインに杉咲花が抜擢される中、脇を固める出演者には人気「艶熟れ頃女優」がそろい踏みだ。低視聴率発進を大人のフェロモンで吹き飛ばす、撮影の舞台裏をお届けする!
茶屋や料亭などで働く「小さい女中さん」を意味する「おちょぼさん」。その言葉がなまった大阪弁がタイトルのNHK朝ドラ「おちょやん」が、11月30日にスタートした。
ヒロインの竹井千代役に若手女優の杉咲花(23)が抜擢され、松竹新喜劇の女優で「大阪のお母さん」と親しまれた浪速千栄子(73年12月、66歳で没)をモデルに、明治末期から戦後の大阪で女優を目指し、成長していく姿が描かれていく。
初回視聴率は関東地区で18.8%。初回放送で20%の大台割れは7作ぶりと厳しい船出になったが、杉咲が本格的に登場するのは3週目から。その杉咲は、早くから役作りを徹底し、気合い十分だという。
「撮影は4月2日にクランクインしたものの、新型コロナの影響によりわずか5日間でストップ。杉咲さんは昨年秋から毎週のように大阪に通って、古い『大阪ことば』や日舞の稽古に励んでいました。自粛期間中にも浪速千栄子さんのラジオの音源をNHKから借りて聞いたり、舞台のDVDを見てイメージトレーニングを強化。おうち時間も着物で過ごし、着崩れしないように注意しながら生活していたそうです」(NHK関係者)
7月中旬からようやく撮影再開となったが、朝ドラヒロインの重責にガチガチな様子が目撃されている。
「道頓堀の芝居茶屋『岡安』で女中として働く場面で、『おはやうさんでございます』というセリフを何度もかんでしまい、スタッフにも緊張が伝わってきました」(NHK関係者)
大阪ことばをマスターするため撮影の合間も使い続け、「岡安」の先代の女将役を務める宮田圭子(73)とよく雑談しながら練習していたという。そんな熱心な杉咲がもう一つ苦戦しているものがあった。NHK関係者が続ける。
「朝ドラにしては珍しく、アドリブの掛け合いが多いんです。杉咲さんは対応するのが苦手なようで、スベッて落ち込んでいました」
笑いに厳しい今作の現場は、トータス松本や名倉潤など男性出演者が多いのも特徴。そんな中、若きヒロインを脇からもり立てているのが熟女優たちだ。
まず、役柄と同様に杉咲を温かく見守り、現場で和ませているのは「岡安」を取りしきる女将役の篠原涼子(47)である。
「すぐに杉咲さんと打ち解けていました。2人とも笑い上戸なので、本番中に同時にこらえきれずNGを出すこともありました」(NHK関係者)
意外にも篠原は朝ドラ初出演ということだが、ここでも和服姿の熟女フェロモンは健在だ。芸能プロ関係者が明かす。
「着物の上からもボリュームのある巨乳の膨らみと張りが明らか。男性スタッフは皆、クギづけになっていました。杉咲も『篠原ボディ』に興味津々のようで、篠原がふだんから体型維持のために取り入れているヨガのポーズを休憩中にレクチャーしてもらい、見よう見まねでポージングしています」
熟女優の英才教育により、クランクアップまでに杉咲のフェロモンは倍増するか。