新型コロナ感染拡大の影響で、約2カ月遅れで始まった秋のNHK朝ドラ「おちょやん」。
ヒロインの竹井千代に女優の杉咲花が抜擢され、松竹新喜劇の女優で「大阪のお母さん」と親しまれた浪速千栄子をモデルに、明治末期から戦後の大阪で女優を目指し、成長していく姿が描かれていく。
初回視聴率は関東地区で18.8%を記録し、初回で20%の大台割れは7作ぶりと厳しい船出となったが、杉咲が本格的に登場するのは3週目から。早くから役作りを徹底し気合十分だという。
「撮影は4月2日にクランクインしたものの、新型コロナの影響でわずか5日間でストップ。杉咲さんは昨年秋から毎週のように大阪に通って古い大阪ことばや日舞の稽古を習っていましたが、自粛期間中にも浪速千栄子さんのラジオの音源をNHKから借りて聞いたり、舞台のDVDを観てイメージトレーニングを強化。おうち時間も着物で過ごし、着崩れしないように注意しながら生活していたそうです」(NHK関係者)
今回の朝ドラはトータス松本や名倉潤など男性出演者が多いのも特徴だが、そんな中でもヒロインを盛り立てる熟美女がカギを握っていた。
役柄と同様に杉咲を温かく見守り、現場で和ませているのは芝居茶屋「岡安」を取り仕切る女将役の篠原涼子だ。
「すぐに杉咲さんと打ち解けると、2人とも笑い上戸なので本番中に同時にこらえきれずNGを出すこともありました」(前出・NHK関係者)
一方で千代が憧れるスター女優・高城百合子を演じるのは、朝ドラ3作目の出演となる井川遥。
情熱的な演技で観客を魅了し、芸術のために自由に人生を突き進む役どころで、ほかの出演者が着物を着る中、ゴージャスな衣装や派手な装飾品で着飾っている。それゆえ、井川のあの『部分』が史上最高にスゴイことになっているようで─。
さらなる詳細について、12月8日発売の「アサヒ芸能」12月17日特大号で特集され、そのほかにも、若村麻由美やいしのようこといった人気の熟美女の撮影現場の様子を紹介している。