12月7日、一般非公開で行われた「12球団合同トライアウト」に注目の新庄剛志が参加。シート打撃で左前適時打を放つなど機敏な動きを見せつけた。
しかし新庄にとって、オファーの有無は二の次で、どちらかと言えば、前人未到の「48歳の現役復帰挑戦」こそが最大のテーマであった。
どこまでも我流を貫き、世間に予想以上のインパクトを残した新庄氏に対し、満足げな表情を浮かべていたのはフジテレビ関係者だ。当日のトライアウトを独占生中継したCS放送「フジテレビONE」の加入者が一気に激増。明らかな新庄効果の恩恵に授かった。民放関係者がこう打ち明ける。
「実を言えば最初に、新庄さんのトライアウト挑戦シナリオを水面下で描いたのは、フジのプロデューサーA氏ともっぱらです。昨年の時点で、バリ島を生活拠点にしていた旧知の間柄の新庄さんに冗談半分で仰天プランを持ちかけてみたところ、意外にも本人が『おもしろいじゃないですか!』と飛びついて乗り気になった。そこから話が、とんとん拍子に進んで──」
新庄の仰天トライアウト参戦の内幕については、12月15日発売の週刊アサヒ芸能12月24日号で詳報している。