妻夫木聡主演ドラマ「危険なビーナス」(TBS系)の最終回が12月13日放送され、平均視聴率は12.7%で前週より4ポイント上昇。全話の平均視聴率は11.46%と2ケタをキープした。
原作は東野圭吾氏による同名の小説。主人公・手島伯朗(妻夫木)には、異父兄弟の弟・矢神明人(染谷将太)がおり、その実父・康治(栗原英雄)が危篤となる。アメリカから帰国するはずの明人は失踪。伯朗のもとに「明人の妻」だという矢神楓(吉高由里子)が現れる。
矢神家の約30億円の財産は「明人に」との遺言があることから、伯朗は遺産相続問題に巻き込まれていく。
最終話は、明人は失踪ではなく、警察によって保護されており、楓は明人の殺人予告をした犯人を捕まえるための潜入捜査官だった。このカラクリに愕然とする伯朗だったが、楓が明人の妻でないことに喜びを感じるのだった。
「めでたし、めでたしということなのですが、視聴者からは動物病院で伯朗の助手を務める動物看護師の蔭山元美(中村アン)を擁護する声があがっています。楓が明人の妻と思っていた頃から、伯朗は楓に惹かれていました。と同時に、蔭山にも好意を示していました。それなのに、最後はあっさり楓とくっついた。視聴者からは『蔭山さんは当て馬かい‥‥女見る目ないな』『なんだこの展開。蔭山さんのほうがいいのに!』など、蔭山に同情の声があがりました」(テレビ誌ライター)
原作通りの展開に、不満が残ったのかもしれない。