19年、20年とセ・リーグを連覇するも、日本シリーズでは福岡ソフトバンクホークス相手に一昨年から8連敗を喫している巨人。あれだけペナントレースで勢いのあった巨人に、いったい何があったのかと、いまだに目を疑う日本シリーズの光景であった。
現在、巨人の一軍総合投手コーチを務める宮本和知氏が、巨人にも籍を置いた元プロ野球選手・大久保博元氏のYouTubeチャンネル〈デーブ大久保チャンネル〉に出演。日本シリーズでの敗因とソフトバンクナインとの違いについて振り返っている。
去る12月25日に〈【宮本コーチ登場】日本シリーズ8連敗の舞台裏〉とタイトルがついた投稿回がそれだ。
まず宮本氏が語るのは、適度な気合で臨んでいたソフトバンクナインに対して、巨人ナインは勝ちに向かう気持ちが強すぎたと「温度差」を指摘した。
大久保氏自身、巨人に移籍後の1994年に日本一に輝いた経験から、日本シリーズでも「ふだん通りなんですよね、巨人の人たちって」と振り返っているが、この点に関して、宮本氏は「ただ、昨年も4連敗してるから…」と一昨年に続いて、昨年も気負いが空回りした感も漂わせていた。
さらに、菅野のピッチングはコントロールで見ても芸術的なレベルで、相手ピッチャーの千賀滉大を上回る力があるとも示唆。それが、初戦で負けたことが響いたことを指摘していた宮本氏だが、視聴者からは「ソフトバンクホークスは、相当強いよ。」「力の差を感じた日本シリーズだったなぁ」とその差歴然と言った冷ややかなコメントが多数寄せられている。
日本シリーズの恐さを指摘した宮本氏。自陣のナインを称賛することは決して悪いことだとは思わないが、来シーズンに向けての改良点もファンとしては拝聴したかったところではないだろうか…?
(ユーチューブライター・所ひで)