12月24日に活動拠点としているイギリス・ロンドンから帰国したギタリストの布袋寅泰への猛批判の声が鳴りやまない。
布袋は24日、自身のインスタグラムで飛行機内での自撮り写真をアップし、「無事に帰国しました」と報告。PCR検査の結果が陰性だったことや帰国後は2週間の隔離を徹底することを説明し、「1月の武道館ライブに向け、しっかり準備します」と意気込みを綴った。
しかしイギリスでは現在、感染力が強いとされる新型コロナの変異種が拡大し、19日にはロンドンを含むイングランド南東部の大部分が対象となる大規模ロックダウンが発表。日本政府も24日、イギリス、南アフリカに滞在歴がある外国人の新規入国を拒否している状況から、布袋の帰国に非難が殺到したのだ。
「ネット上では《こんな時に普通帰ってくるかね》《ライブを中止すればいいことだろう。他のアーティストは有料配信とかで必死に耐えてるのに》《ライブ関係者のことを考えれば分からないでもないが、今はいくらなんでもマズイぞ》などといった声が続々。27日には布袋がこのタイミングでの帰国について『間違いはなかった』としつつ、改めて1月30日、31日に日本武道館で開催する40周年記念公演への熱意と万全なコロナ対策を訴え、『いろいろな考えや意見があるのは最もなことだし、受け止めるべきは受け止めます』ともしていますが、批判は強まるばかりです」(ネットウオッチャー)
そうした声の中、散見するのが〈ロンドンと日本、行ったり来たり忙しいロッカーだな〉といった強烈な皮肉だ。
「布袋が家族とともにロンドンへ移住したのが12年。その理由については、東日本大震災による福島第一原発事故への危惧とも伝えられている。日本国内でボランティアに励む芸能人も多くいたことから当時も批判が出ましたが、今回のこのタイミングでの帰国も、世間には“腰の引けたロッカー”に映ってしまったのかもしれません」(芸能ライター)
批判は40周年公演で吹き飛ばすしかなさそうだ。