週刊アサヒ芸能人気連載でもおなじみ漫画家・弘兼憲史氏と、元衆議院議員・豊田真由子氏の異色対談が実現! 意外にも飲み仲間だという2人。現在、新型コロナ問題のコメンテーターとしても活躍し、ネット上では“まゆゆ”の愛称でも呼ばれる豊田氏のお茶目な一面から“例の事件”の真相まで、たっぷりと明かした。
弘兼 今回、私たちが飲み仲間だという話を聞いて、2人の意外な取り合わせがおもしろいということで、編集部から対談依頼があったんですよ。
豊田 LINEで先生からお話をいただいて、これは断るわけにはいかないと。今日はドキドキしながらやってきました。
弘兼 今日は世間の皆様がイメージしている豊田さんとは違う、チャーミングで才色兼備な魅力を、読者の皆さんにお届けできたらなぁ、と思っているんですよ。
豊田 (照れながら)ありがとうございます。
弘兼 でもこの対談前に、「2人で『袋とじ』に登場じゃない?」と冗談で言ったら、本当に「袋とじ」を調べたんだって?
豊田 はい。ネットで調べたんですが、ビシッとは出てこなかったんです。なんとなく見当がついても、「『2人で』って何? なんで?」となって(笑)。冗談が通じなくて、すみません。
弘兼 男性誌を読んだことがない人には、なかなかわかりづらいかもね。
豊田 先生とは1年ぐらい前に、私が姉のように慕う友人を介して知り合ったんですよね。それ以来、いつも先生とお友達も含めた、4人で飲んでて。
弘兼 最初に会ったのは四谷の居酒屋でしたっけ?
豊田 そうです。ただ、私、お酒の価値がわからなくて。先生たちはいつも高級なお酒を飲まれますが、私はレモンサワーとか、ごく普通のお酒をおいしく飲んですぐ酔ってしまうので、飲ませがいがないヤツかもしれません(笑)。でも、「末っ子」として先生たちのお話に加わって、ほのぼのさせていただいております。いろんな人づきあいの形があると思いますが、私は、肩書とかは関係なくて、「その人自身が何を考えどう生きているか」に尽きると思うから、万が一、先生が無職になって、無一文になっても、一緒に飲みたいと思ってるんですよ。
弘兼 ありがとうございます。豊田さんに会うまでは、眉毛をギュッと上げて怖いイメージの方だとばかりに思ってましたから、お会いしてあまりにもピュアな方なんで驚きました。「あの時」のキャラは何だったんだと。
豊田 いやいや、別にキャラというわけでは‥‥。あの騒動のあとは心労で体重が12キロ落ちてしまったんですが、元に戻ったうえに、さらに8キロも増えてしまい、トータル20キロ増(涙)。
弘兼 えっ、今でも十分スレンダーなのに?
豊田 アハハハ、実は脱ぐと、おなか回りとか、スゴいんですよ、お見せできないのが残念ですが(笑)。小学生の娘と一緒にお風呂に入ると「もうすぐ弟か妹かできるの?」とイヤミを言われます。
弘兼 アサ芸には「隣の淫ら妻」というグラビアページがありますが、「豊田が脱いだ!」というのはいかがですか。
豊田 いやいや(笑)。
弘兼 そういえば、2人きりで飲んだことはありませんよね。
豊田 男女の仲ではありませんから(笑)。これはちゃんと言っておかないと。どんなに安全で優しい人でも、男性と2人で御飯を食べない、という規範を自分に課しています。親がものすごく厳しかったこともあり、なんていうか、そのあたりは融通が利かないかも。
弘兼 旦那さんも安心ですね。
豊田 今日は先生、いつもの呑んだくれた姿じゃないんですね。格好いい。
弘兼 いちおう、写真を撮りますからね、きちんとネクタイをしてきました。
豊田 あっ、ミッキーマウス柄のネクタイですね。私もミニーマウスのボールペン、気に入って使ってるんです。うわ~、偶然ですね。
弘兼 ハハハ。相変わらず天真爛漫ですね。
弘兼憲史(ひろかね・けんし)47年、山口県生まれ。早稲田大学法学部卒。74年に漫画家としてデビュー。現在、「島耕作シリーズ」や「黄昏流星群」を連載するほか、作家、ラジオのパーソナリティーとしても活躍中。
豊田真由子(とよた・まゆこ)74年生まれ、千葉県出身。東大法学部を卒業後、厚労省に入省。12年に衆議院議員総選挙に当選。14年の衆議院議員総選挙で再選。現在は社会保障や感染症対策の専門家としても活躍。