芸能

広瀬アリス「すずの姉扱い」から大女優へ(1)冗談を言われればケラケラ

 芸能界有数の美人姉妹。しかし、先行するのは常に妹だった。ありがたくない扱いを受け入れた日々、実は徐々に差を詰めていたのである。いつしか、大女優の道を期待されるようになっていたのは姉の方だった。

 現在、広瀬アリス(26)がヒロインを務めるドラマ「知ってるワイフ」(フジテレビ系)の評判がいい。第3話で6.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だった平均視聴率は、第4話で7.6%、第5話から7.8%と、回を追うごとに上がっているのだ。

「物語はタイムワープファンタジーで、アリスは主演の大倉忠義(35)の妻を演じている。2人が出会う高校生時代から2児の子育てに奮闘する母親役、果ては銀行員役まで、環境、感情の違う難しい役どころを1人で演じきっています」(テレビ誌記者)

 ひと昔前は、妹・広瀬すず(22)の後塵を拝して「すずの姉」という認知度だったアリスだが、最近はすっかり女優としての地位を確立している。

 ドラマの視聴率アップはアリスの演技があってこそと、コラムニストの峯田淳氏も太鼓判を押す。

「パターンの違うそれぞれの役柄に合った、等身大の演技をする彼女に共感を持つ女性たちを取り込んでいます。特に夫の大倉を怒鳴るシーンは、表情にリアリティーがあるんです。『女版の半沢直樹』とでも言わんばかりの顔芸。ここまで喜怒哀楽がしっかりと表情に出せる女優はなかなかいません」

 実は、アリスが脇を固めてきたドラマは近年軒並み好調をキープしてきた。

「昨年に出演した『トップナイフ』(日本テレビ系、主演・天海祐希)は全話平均11.3%、『7人の秘書』(テレビ朝日系、主演・木村文乃)は全話平均14.5%をマークしました。実はキャスティングの際、彼女を起用したい監督やプロデューサーがあとを絶たないのです」(ドラマ関係者)

 彼女を起用したいのは、そればかりが理由ではないようだ。現場で士気を上げるムードメーカーになるというのである。

「気さくで気取らず、若いスタッフにも自分からあいさつしてくれます。サービス精神旺盛で、スタッフが冗談を言えばケラケラと笑っている姿をよく見ますね。ただし今回の『知ってるワイフ』の現場では、大倉と話し込む姿があまり見られません。今回はよほどの意欲作なのか、集中している様子です」(ドラマ関係者)

 5月公開の出演映画「地獄の花園」(ワーナー・ブラザース)も注目を集めている。

「主演は永野芽郁、脚本はバカリズムということでも話題となっていますが、カリスマヤンキーOLという特異な役でも、アリスはノリノリで臨んでいる。脚がアザだらけになるくらいのアクションをこなして没頭しています。すでに続編出演まで希望しているそうで、その入れ込み具合には期待が十分持てます」(映画製作関係者)

 いよいよ女優として、さらにワンランクアップする機運が高まっているのだ。

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