アリスの躍進を見ていると、つい人気女優のかつての姿を重ねてしまう。アイドルとしてスポットを浴びていた妹の陰に隠れ「ひかりの姉」という知名度だった石田ゆり子だ。今や日本を代表する美女優である。
97年に「不機嫌な果実」(TBS系)で、ゆり子は夫婦生活に飽き足らず複数の男性と不倫愛に走る濡れ場を演じた。当時、27歳。現在26歳のアリスはやはり、ターニングポイントを迎えているかのようだ。
プライベートでは漫画好きを公言しているアリスは、趣味が高じてか、今年1月からは「まんが王国」のCMにも登場。
CM女王の妹に、追いつけ追い越せとばかりに、契約本数を増やしているのだ。
「昨年のすずのCM契約本数は14社で、今田美桜と並んで女性タレント1位でした。今年も本数は変わらず、年間CM契約料は昨年の相場で2800万円と言われます。主演ドラマの単価も1話1時間で150万~200万円と高額です(いずれも推定、以下同)」(広告代理店関係者)
芸能界でもトップクラスの稼ぎを誇る妹に対して、アリスはいかほどか。
「現在、8社とCM契約しています。保険会社や製薬会社と契約していて、企業からの印象の良さがうかがえますね。ギャラは年間契約で2000万円と言われています。さらにドラマの出演料は1時間で50万~100万円ほどです」(広告代理店関係者)
さすがに妹に及ばない面はあるが、かつて存在した姉妹格差は着実に縮まる勢いなのだ。
すずの恋愛スキャンダルに関して所属事務所がナーバスになるのとは対照的に、アリスは恋愛事情にアケスケなのも強みだろう。
「16年9月のプロバスケットボールBリーグ開幕戦に応援サポーターとして参加したことで出会った、田中大貴と同年末から交際しているのは有名です。一部報道では破局説も流れましたが、コロナ禍の現在も順調で、過去にはみずから『楽しくやっています』と報道陣に笑顔で答えることもありました」(芸能記者)
5年も続いているカップルだが、1月20日放送の「TOKIOカケル」(フジ系)では結婚願望を聞かれ「まったくない。人と暮らせないですね」と答えていた。さらには、「1人でお湯割りを飲みながら映画を観るのが幸せ」と言うのである。「すずの姉」は妹を越え、一歩ずつ大女優に近づきつつある‥‥。