西武ライオンズ、読売ジャイアンツで主に活躍した元プロ野球選手、清原和博氏のYouTubeチャンネル〈清ちゃんスポーツ〉に、西武ライオンズ一筋20年、後に監督も務めた東尾修氏が出演した。
清原氏の被死球の数は「196」と歴代1位なのに対し、東尾氏は与死球数「165」のこれまた歴代1位であることから、2月20日に〈日本一のデットボール対談!!凄すぎる西武野球の秘密〉とタイトルして投稿。
昨年優勝した巨人の被死球数が「22」なのに対し、2位阪神タイガースの被死球数は「43」と倍近くあった話から始まり、次第に清原氏の、東尾氏から教わったバッティングの“秘策”にも移っていった。
それは、清原氏が新人時代のオールスター戦で授けられた、「キヨ、苦手なピッチャーがいたらニコニコ挨拶して来い」といった、技術面ではなく精神面でのものだった。
「ニコニコ挨拶したら、行きずらい…」と、つまりは際どいコースには攻めにくくなることを、自身ピッチャーの立場から東尾氏は指導したのだと言う。
「東尾さんは男っぽい人なので、弱い人はいじめないと言うか…」と独特の言い回しでスタッフの笑いを誘った清原氏は、オリックス時代にダルビッシュ有から受けた死球が最も痛かったことを告白。東尾氏から「その風貌でニラミつけなかったのか?」と問われると、舐めてかかる外国人ピッチャーには向かって行ったが、「基本的に日本の後輩たちに威嚇しないですよ」と返した清原氏。清原氏も東尾氏同様、“弱気を助け、強きをくじく”タイプのようで、意外かつ興味深い話が拝聴できた。
(ユーチューブライター・所ひで)