「マッチで~す!」
近藤真彦のモノマネで一世風靡したお笑いタレントの片岡鶴太郎。
ビートたけし、明石家さんま、島田紳助氏、山田邦子といった錚々たるお笑い界の重鎮が名を連ね、1981年から89年まで放送された人気お笑いバラエティ番組「オレたちひょうきん族」(フジテレビ系)が、このモノマネの初披露だった。
鶴太郎にとって事務所の後輩にあたるお笑いタレント・松村邦洋のYouTubeチャンネル〈松村邦洋のタメにならないチャンネル〉の、〈【祝コラボ!片岡鶴太郎】ひょうきん族裏話&ビートたけしとの名コンビエピソード満載!あのおでん芸のルーツは鶴太郎だった!?伝説の裏話が大連発!!〉とタイトルされた投稿回(昨年12月26日公開)に鶴太郎が出演し、当時の秘話を懐かしそうに振り返っている。
「ひょうきん族」と言えば、当時の人気音楽番組「ザ・ベストテン」(TBS系)のパロディである「ひょうきんベストテン」が人気コーナーだった。
突如、スタッフから「マッチの『ギンギラギンにさりげなく』これ来週1位になるから」とモノマネを提案され、「『え?オレマッチですか?』って。オレ、マッチなんかやったことないんだから」と鶴太郎も驚きの指示だったようだ。
もっとも、台本では最後に大木の下敷きになって「ジ・エンド」といった展開から2度はないだろうと考え、モノマネというよりはお笑いに色濃く寄せて演じた鶴太郎。ところが、これが視聴者にウケて、マッチ続投!…となったいきさつを笑いを交えて明かしたのだった。
現在のマッチは不貞問題が報じられたことを受けての無期限活動自粛中という、笑えない状況となっているが、鶴太郎の口からその名を聞くと、やはり思わず笑みがこぼれてしまう…。
(ユーチューブライター・所ひで)