芸能

片岡鶴太郎 “天皇モノマネ事件”で右翼団体に送った謝罪文(2)長崎市での挑発行為に…

20140925a_2

 芸能ジャーナリスト・安良佳人氏は、一連の経緯を次のように評する。

「例えば、第二次世界大戦終戦直後の連合国軍占領下の日本を描いた昨年公開の映画『終戦のエンペラー』では、片岡孝太郎が昭和天皇を演じましたが、そうして多大な緊張感のもと、役を演じるのならともかく、天皇を笑いの対象にしたのはまずかった。モノマネの場に許容範囲であるリスペクト、尊敬の念が感じられれば、出席者は疑問には思わなかったでしょう。それが伝わらなかったということは、単なる笑いの対象だったということになるのでは」

 若島氏は言う。

「全部、認めたってことですよ。(討論会回避も)いちおう、それで納得してやるか、と思いましてね。もしやったとしてもね、我々に論破されてしまうことは明らかなんだから」

 ここで若島氏はいったん、街宣活動を「中断」。ところがこのあと、事態は新たな展開を迎える。13年9月、長崎出身の友人知人が多いという鶴太郎が長崎市観光名誉大使に就任したのである。今年2月、鶴太郎は地元の祭り「長崎ランタンフェスティバル」に大使として参加し、4月には画家として長崎県美術館で「片岡鶴太郎展」を開いている。

 正氣塾の本部が長崎市にあることを知りながらあえて乗り込む「挑発的行為」に、正氣塾は再び動いた。

「鶴太郎の写真を引き伸ばし、謝罪文と一緒に街宣車に貼って、長崎市役所に街宣かけとるとです。『こんな人間に何で大使なんかさせるんや』と。市役所からは一切反応はないですが、困っていることは確かですよ。これからも大使を辞めさせるよう、求めていきます」(正氣塾代表)

 みずから火に油を注ぐことになった鶴太郎。それが冒頭の「未決着」宣言につながっているのである。そして代表は、さらなる「計画」を口にした。

「東京ではメンバーの一人が体調不良で休んどることもあるけん、(街宣を)小休止しとったとです。今後、(鶴太郎の)自宅にも(街宣を)やるように準備しています。それと、草津温泉に美術館(草津片岡鶴太郎美術館)を持っとるでしょ。順番に街宣をやっていきますよ。大使を辞めて“ちゃんとした人”からお詫びがこんかぎりは。つまり、プロダクションの社長がおるでしょ。今、その人が逃げ回っとるんですよ、私から」

 若島氏もこれに呼応。

「私もまた別の方法を考えなくちゃいけないかな。やはり本人に会って話をせねばならんわな」

 もはや、対面激突しか解決の道はないのか──。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」
5
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」