巨人からMLBに渡った元プロ野球選手・松井秀喜氏。荒々しい「ゴジラ」の相性とは裏腹に、プロでの現役時代は堂々とした風格から泰然自若な印象が強く、巨人の1軍ヘッドコーチを務める元木大介氏も、元プロ野球選手・槙原寛己氏のYouTubeチャンネル〈ミスターパーフェクト槙原〉の3月4日投稿回に出演した際、松井氏は打っても打たなくてもベンチで淡々としており、オトナな対応だったことを振り返っている。
そんな松井氏が星稜高校時代のこと。堀越学園時代に甲子園で対戦した経緯のある元プロ野球選手の井端弘和氏が、「完全にゴジラだった」と語る、ある試合を振り返った。
CBCテレビの野球関連番組の公式YouTubeチャンネル〈燃えドラch【CBCテレビ公式】〉で、3月17日に公開された〈【川上井端のすべらない話】センバツ開幕!ゴジラ松井とプロ入り前の甲子園での接点!燃えドラch#39〉という投稿回だ。
井端氏は春夏2回甲子園に出場している。第64回選抜高等学校野球大会では2回戦で星稜高校と対戦し、「松井さんの3ランでやられたんだけど」と語る井端氏。3打席は松井氏を封じ込めていた堀越投手陣だったが、4打席目で「3ラン打った時に、一塁回って、あの松井さんが飛び跳ねてガッツポーズしてて、吠えながら来たから完全にゴジラだった」と火も吹かんばかりの迫力だったと振り返り、同じく出演していた元プロ野球選手の川上憲伸氏も「後にも先にもない…」と感心した様子だった。
巨人には「紳士たれ」という言葉が伝統的に受け継がれている。「紳士・松井」も素晴らしいが、感情も露わだった高校球児「ゴジラ・松井」の貴重なエピソードが拝聴でき、興味深い回となった。
(ユーチューブライター・所ひで)