3月から新たにシック・ジャパン「極KIWAMI」、カプコン「モンスターハンターライズ」の新CMにも起用され、現在は17社ものCMに出演している本田翼(28)。だが、意外にも、売れっ子ぶりに不満を募らせているという。
本田がスポンサー企業から絶大な人気を集める理由について、大手広告代理店関係者はこう分析する。
「最大のポイントは親近感です。圧倒的な美貌を持ちながら二枚目キャラも演じ、視聴者に友達感覚を抱かせる稀有な存在となっている。ほとんど変顔とも言える顔芸のバリエーションが豊富で、LINEモバイルのCMで披露している『いい湯だな』の替え歌にしても、素人レベルの歌唱力に嫌味がない。いつの間にか、庶民派美女の地位を確立していた。今春以降、さらに数社の新CMが決定していて、今や広告業界で『本田無双』『本田バブル』と称されるほど旬の女優です」
一方、本人にとってはその人気ぶりが大きなストレスにもなっているようで、私生活を知る、ファッション誌の女性編集者が明かすには、
「時間がなくて遊べないだけでなく、事務所の人から『オトコに近づいたらダメ』とハッキリ言われているんです。彼女自身が『20代前半の頃よりも締めつけが厳しくなった‥‥』と嘆いていました」
「オトコ接近禁止」発令により、本田の欲求不満はもはや爆発寸前の状態なのだという。
「もともと彼女は恋バナが好きで、『中居大輔と本田翼と夜な夜なラブ子さん』(TBS系)でも、女の子のノロケ話を聞いてノリノリでリアクションしていますが、少し前に会った時には『最近は他人の恋愛話を聞くのがつらくて仕方ない』と漏らすようになっていた」(前出・ファッション誌編集者)
非情とも言える恋愛禁止令は、彼女の発言にまで大きな変化をもたらしている。ある構成作家は疑問に感じたことがあった。
「7年前には主演映画『アオハライド』の試写会で『私は結婚願望がある人間』と断言していたんです。ところが昨年11月放送の『夜な夜なラブ子さん』では『結婚するビジョンがない』『生活にそんなに結婚が必要だと思ったことがない』と正反対の結婚観を語っていた。彼女のファンの間で『いったい6年の間に何が起こったんだ』と話題になりました」
遊びの制限だけではなく、多くのスポンサーを抱えるのはそれだけでプレッシャーが募る。すでに大騒動に発展したケースも出ており、昨年6月にYouTubeで紹介した韓国製の日焼け止めが、数値偽装で社会問題化していると報じられたのだ。
「実際は本田が数値偽装について知らなかっただけなのですが、この報道でスポンサー企業から代理店に『ステマじゃないのか』と問い合わせが殺到。彼女を巡る関係者全員が『スポンサー離脱の恐怖』に青ざめました。ステマ説を打ち消すため、所属事務所は2度も弁明コメントを出す羽目になった」(前出・大手広告代理店関係者)
当然ながら彼女自身もYouTubeで「ご不便おかけしました」と謝罪することに。が、それだけで話は終わっていないようだ。
「今回の騒動で事務所から厳重注意を受けて、激ヘコミ。スポンサーのことを考えると危なっかしくて『YouTuber引退』も頭にちらついているようです」(前出・大手広告代理店関係者)
CM出演が増えるほどに板挟みにあい、禁止事項も増えてしまうようだ。