芸能

松本まりか「私、あざとかわいくないんです」にスタッフ困惑

 松本まりか(36)といえば、男心をくすぐる「あざとかわいい」でブレイク。しかし女子を敵に回すキャラに徹する裏には、意外な本心が見え隠れしていた。

「はじめてのチュウ~ きみとチュウ~♪」

 お酒が入ったグラスを持ち、夜景の前で気持ちよさそうに歌う姿と、少し高めの猫なで声が特徴的だ。このサントリースピリッツ「鏡月焼酎ハイ」のCMが賛否両論を呼んでいた。

 3月1日、サントリー公式チャンネルがYouTubeで公開した15秒版のCMは、約1カ月で41万回の再生を突破。ただし、その数字の中には、高評価と低評価が五分五分で入り混じっていたのだ。ネット上でも「見ているだけでイラッとする」「演出上の指示に従っただけで、彼女に責任はない」と意見が分かれた。

 18年に「ホリデイラブ」(テレビ朝日系)で演じたW不倫に身をやつす役で注目されてから「あざとかわいい」が松本の代名詞となっている。先のように好かれもすれば嫌われもするキャラとなるわけだが、ドラマ関係者が証言する。

「すっかりそのキャラが定着し、そうした演技を要求されることが多くなりました。ところが松本自身は現場で『私、あざとかわいくないんです』と否定するんです。それに対してスタッフたちは『そんなことないですよ』とやんわりとなだめているのですが、イメージ通りだと言われているようで、本人は不本意のようです」

 彼女のデビュー当時を知る、アイドルライターの林憂歌氏が語る。

「2000年にデビューした彼女は、女子中高生に人気のファッション雑誌で専属モデルをしていて、一緒に仕事をする宮崎あおいや栗山千明、ベッキーら、同世代の女友達も多かった。あざとさなんて微塵も感じられなかったですね。コスプレでの撮影もよくやっていて、ドール衣装やバレリーナ、セーラー服、何でも着こなしていましたが、男目線に媚びようという意図はなく自然体だった。チアリーダーのコスプレ撮影時、みずからポーズを決めて、女子高生らしくキャッキャと楽しみながら撮影していたのが印象に残っています」

 デビュー直後は順風満帆な芸能生活だったようだが、徐々に出番は減っていく。それでも、女優業への並々ならぬ思いがあったという。

「高校生時代の松本にインタビューした時、大学へは進学せず、女優業で食べていくという決意を切々と語っていました。頭の回転が速く、受け答えもしっかりしていてクセの強さもなかった。自身のアニメっぽい特徴的な声も自覚していたので、声優業にも挑戦するなど幅広い活動を模索していました。その後は10年以上の長い潜伏期間となりましたが、本人の思いは別として、あざとかわいいというキャラは少なくとも再び脚光を浴びる契機にはなったのでしょう」(前出・林氏)

 デビュー20周年の昨年に受けたインタビューでは、こんな発言をしている。

「悪女やクセの強い役が多いので、王道の純愛ラブストーリーを演じてみたい。年齢差のあるカップルで、あらゆる世代の人たちがキュンとするドラマがいい」

 あざとさを素だと信じ込ませ嫌われるほどの演技ができるのだから、別の顔を演じる姿も見たいものだ。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
3
沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き
4
段ボール箱に「Ohtani」…メジャーリーグMVP発表前に「疑惑の写真」流出の「ダメだ、こりゃ!」
5
巨人が手ぐすね引いて待つ阪神FA大山悠輔が「ファン感謝デー」に登場する「強心臓」