去る4月2日にフリーアナの夏目三久と前日の1日に結婚したことを発表した、お笑いタレントの有吉弘行。「有吉反省会」、「有吉ゼミ」、「有吉の壁」(いずれも日本テレビ系)、「マツコ&有吉 かりそめ天国」(テレビ朝日系)など、自身の名前がタイトルに入っている人気番組のレギュラーを多数抱え、いまや「バラエティ番組の新帝王」の呼び声も高い。
そんな有吉が最初にブレイクしたきっかけは、2004年まで森脇和成と組んでいたお笑いコンビ「猿岩石」として出演したバラエティ番組「進め!電波少年」(日本テレビ系)だ。プロデューサーと演出を兼任した土屋敏男氏によるこの企画は、「ダマされて」香港まで連れてこられ、そこからイギリスまで行くという1996年4月スタートの「ヒッチハイク」で、10月に無事ロンドンにたどり着いたころ、猿岩石の名は全国的な知名度を上げていた。
その「電波少年」で司会を務めていた、お笑いタレント・松村邦洋のYouTubeチャンネル〈松村邦洋のタメにならないチャンネル〉に土屋氏が出演。猿岩石の「起用秘話」を明かした。
4月29日に〈【土屋敏男コラボ】土屋さんがヒット番組を作ったワケ!有吉弘行の猿岩石時代!アポなし企画誕生の秘話を語る!〉と題した投稿回を観ると、企画内容も明かさずに行ったオーディションでの有吉の発言「東京ドームで野宿の経験がある」がきっかけだったようだ。“野宿の経験があればヒッチハイク企画に活かされるのでは?”と考えた土屋氏は、「有吉がおもしろかったわけでも何でもない」と今では想像もつかない有吉の過去を振り返っている。
もし、有吉に野宿の経験が無ければ、「電波少年」でその名を世間に知らしめることはなく、また現在の名声と奥さんも違っていたりしたのだろうか…。
(ユーチューブライター・所ひで)