セ界首位を走る阪神タイガースの勢いが止まらない。
快進撃の理由はいくつも思い当たるが、実はこの好調には意外な「発端」があった。ここ10数年の大半で後塵を拝してきたライバルとの関係性が、急展開を迎えたというのだ。セ・リーグ関係者が語る。
「実はこのところ、巨人と阪神が何かとぶつかる局面が増えてきたんです。両方とも阪神に軍配が上がりましたが、佐藤輝明(23)がドラ1で競合したり、韓国球界で昨季2冠王のロハス(30)の争奪戦も勃発。他にもセのDH制導入では、賛成の巨人に対し阪神は反対派の中心球団。最近は、GW中の試合日程の一部延期を主張する巨人と、『ドーム無し球場』が本拠で後の過密日程を憂慮し開催を強行したい阪神、という構図でも対立していました」
そして極めつきだったのが、「藤浪トレード未遂事件」だったという。阪神の球団関係者が明かす。
「昨オフ、巨人側から藤浪晋太郎(27)のトレードの打診があったんです。その時に原監督から仰天の発言が飛び出して…」
阪神フロント、首脳陣を巨人への反骨心でまとめ上げ、結果的にチームを先頭集団に変えたその発言とは?さらに5月11日発売の「週刊アサヒ芸能」5月20日号では、番記者、球団関係者、有名OBへの総力取材で、トラ党が春先から「優勝してまう!」と熱狂しまくるほどに整った阪神ナインの戦力も徹底分析する。