騒がしいのは二塁を巡る争いだけではない。“本職”遊撃手として7度のゴールデングラブ賞を獲得した井端の入団に、生え抜き遊撃手の坂本勇人(25)もウカウカしていられないはずだ。
「当然、危機感はあるでしょう。シーズン後半の状態はひどく、スタメン落ちしたり、“懲罰交代”された際に、ヘルメットをベンチで叩きつけるなど感情的にもなっていた。原監督もチャンスで打てない坂本を見ては『うわぁ~!』と叫ぶなど、評価を下げている。坂本は『オフもバットを振らなきゃ』と焦っていますよ」(巨人番記者)
実際、原監督の坂本ヘの信頼は急速に薄らいできている。
「シーズン終盤、坂本は写真週刊誌『フライデー』に夜な夜な美女たちを“お持ち帰り”する姿を撮られました。こうした浮ついている様子が監督にはおもしろくないようです。実は、それと並行して、坂本には監督から煙たがられる要因がある」(球界関係者)
それは、喫煙問題だという。
「坂本はヘビースモーカーなんですよね。監督のタバコ嫌いは徹底していて、かつて開幕投手にまで抜擢した東野について語る際、『あいつはすごい能力を持ってんだよ。タバコ以外はね!』と強調したほどです。東野が隠れて喫煙した時には『野手より心肺能力が求められるのがピッチャーなんだ!』と激怒し、その後、東野はオリックスにトレードで放出されました」(球界関係者)
ところで、坂本とポジション争いをする井端も、実は“隠れヘビースモーカー”なのだとか。
「井端に関しては、中日内でも喫煙者だと知らなかった人間がいるほど人前では吸わないんですよ。酒は飲めて酒席にも出ますが、体のために酒量を控えています。でも、タバコは吸う(笑)。チームメイトとつるむことも少ないので、原監督が喫煙姿を見ることはないでしょう」(プロ野球中継関係者)
しかし、もし喫煙が理由で坂本が冷遇されたならば、「何で俺だけが」と不満の矛先が井端に向けられるかもしれない。