俳優の田村正和さんが、4月3日に亡くなっていたことが発表された。これを受けフジテレビ系列局は、追悼番組として「古畑任三郎」の再放送を決定し、注目を集めている。
「フジテレビは今回、田村さんを偲び、06年に放送された『新春ドラマスペシャル 古畑任三郎ファイナル』の2編を再放送することに。20日と21日の夕方には、イチロー出演の『フェアな殺人者』を、そして21日の午後8時からは松嶋菜々子出演の『ラスト・ダンス』が放送されます。またカンテレは24日から、99年に放送された『古畑任三郎』の第3シリーズ全11話の放送を決定しました」(テレビ誌記者)
そんな「古畑」は、94年に放送されて以降、長年にわたって国民から愛されてきたドラマである。そのため、今回の再放送決定にネットでは歓喜の声があがった一方、「もっと昔のエピソードをやってほしい!」「○○が犯人だった回が見たい」といったリクエストも相次いでいる。
だが、過去のエピソードの中には再放送が困難な作品もあるという。
「これまで何度も再放送されてきた『古畑』ですが、第2シリーズに犯人として登場した木村拓哉(第4話)と風間杜夫(第9話)の回は、権利上の都合で放送が難しいのです。まず木村の場合は、肖像権にうるさいジャニーズ事務所に所属していることが関係しています。そして風間回に関しては、俳優本人ではなく、著作権管理が非常に厳しいことで知られる長谷川町子作のアニメ『サザエさん』の映像が本編で使われているため、再放送NGに。この2つのエピソードは、CSの再放送でも省かれています」(前出・テレビ誌記者)
とはいえ、木村と風間の出演回はドラマファンからの評価も高いため、なんとか権利の問題をクリアし再放送してほしいものだ。