良血統のサラブレッドアナに、否が応でも付きまとうゴリ押し悪評。そんなハンディにめげず、「ウルトラC」の艶技で、ブーイングを声援に変えているという。
狂言師・野村萬斎(55)の娘として、鳴り物入りで入社して2年目に突入するのは野村彩也子アナ(23)。
東京五輪開閉会式の演出統括という大役を担った父との親子共演は、大会延期などで叶わなかったものの、TBSが野村アナにかける期待は大きい。
「今年春からテレビ9本、ラジオ1本のレギュラー番組を担当。『あさチャン!』や『ひるおび!』といった帯番組に加え、新番組『よるのブランチ』では進行役を任され、エリート街道まっしぐら」(芸能記者)
それでも若手の野村アナがレギュラー10本を担当することについて、局内ではやっかみの声も聞こえてくる。
「生放送でニュース原稿を読む時に、噛むことが多いんです。滑舌もお世辞にもいいとは言えないのにレギュラーが増えている状況に、『ゴリ押しだから』と揶揄する声も少なからずある。本人の耳にも届いているようですが、いじけることなく、グッと堪えています」(TBS関係者)
スーパールーキーには、逆風を追い風に変える“秘技”があった。
「野村家では、食卓で父親と同じ順番でおかずを食べなければならないなど、厳しく育てられたそうです。それもあってか、いつも礼儀正しく、わからないことはすぐにメモを取って調べるなど勉強熱心。さらに話を聞く時は、ジーッと上目遣いのままキラキラした眼差しで見つめてくるので、一緒に仕事をしたスタッフは野村アナのファンになっちゃうんです」(TBS関係者)
アンチすら丸め込んで籠絡する立ち技で、もはや敵なしにも思えるが、野村アナには致命的な「弱点」があるという。
「自身のインスタグラムをほぼ毎日投稿しているのですが、フォロワー数は約4万人。同じ年に入社したフジの渡邊渚アナ(24)は約9万人と倍以上の差をつけられています。フォロワー数は人気のバロメーターだけに、テレビ露出とは裏腹な支持率が浮き彫りになりました」(芸能記者)
視聴者やフォロワーを釘付けにする「ウルトラC」を編み出せるか。