NHKの女子アナによる「紅白歌合戦」総合司会の座を巡る熾烈なレースが、早くもヒートアップしていた。なんと「2強時代」を打ち破る、新星登場の予感である。
昨年は桑子真帆アナ(34)が2年ぶりに和久田麻由子アナ(32)から奪還。近年は両者による一騎打ちという様相だったが、異変が。NHK関係者が語る。
「紅白の司会は例年11月序盤の発表で、今年もそろそろ絞り込まれてくる時期となります。世間的には『桑子か和久田か』に注目が集まっているようですが、局内で本命視されているのは、抜擢されれば初担当となる林田理沙アナ(31)です」
一部上層部が彼女を推し、そればかりか、制作現場からも彼女をプッシュする声が出ている。林田アナこそ、音楽番組が適性だというのである。
「彼女は東京芸大大学院の音楽研究科を卒業した音楽エリートで、絶対音感の持ち主。『音楽番組に携わりたい』との理由でNHKへの入社を志望してきたほど、音楽愛に溢れているんです。担当していた『みんなのうた60』を皮切りに、今後何十年と『音楽番組の顔』としての活躍が局内で期待されています」
紅白司会が実現した際には「サプライズ演出」の可能性も浮上している。
「彼女はプロレベルのコーラスの腕前で知られる上、大学時代には200人規模のオーケストラで指揮を担当した経験もある。コーラスでの参加、指揮者の担当と夢は広がる一方です」(NHK関係者)
殴り込みをかけた林田アナが先行し、まるで桑子アナと和久田アナが追う展開となったようだ。
「林田アナに後れを取っている危機感があるのか、誰よりも紅白司会への意気込みを表に出しているのが桑子アナです。顔なじみの紅白スタッフに会うと、臆面もなく『引き続き今年もお願いします』と猛アピールしている。和久田アナも露骨な売り込みこそしないものの、親しい中継スタッフらに『できるものなら紅白の司会はやってみたい』と意欲を表明しています」(NHK関係者)
決定までの5カ月間は赤が勝つか、白が勝つか、よりも、熱い注目が集まるデッドヒートとなりそうだ。