ドラマ「西村京太郎トラベルミステリー」(テレビ朝日系)で十津川警部役を演じている俳優の高橋英樹が6月18日、ブログで懐かしい列車の写真を公開し、ファンの注目を集めている。
高橋が公開したのは東京・上野駅と北海道の札幌を結んでいた寝台特急「カシオペア」。尾久駅の隣にある尾久車両センターに留置されているカシオペアの写真を尾久駅のホームから撮影し、ブログで公開したようだ。これに鉄道ファンから「さすがは十津川警部」「鉄道に関する引きの強さはすごい」との声が上がった。
「カシオペアが定期運行していたのは16年3月まで。以降は『カシオペアクルーズ』や『カシオペア紀行』として不定期で運行されています。ですので、列車を見るのは難しいんです。翌日の19日に上野発青森駅着の『カシオペア紀行』が運行されるので、尾久駅のすぐ横の線路に置かれていたんですね。いつもここにいるわけではないので、高橋さんはかなりラッキーだったといえるでしょう」(鉄道ライター)
尾久駅は東京都北区にあるJR東北本線の駅で、停車するのは宇都宮線と高崎線の列車だけ。駅周辺はあまり開発されておらず、上野駅の隣とは思えない静かな駅だ。降りたことがないどころか、駅の存在自体を知らない人も多いことだろう。そんな駅になぜ大スターの高橋がいたのか。高橋によると、プライベートオフィススタッフが尾久駅の近所にいるのだという。
「これも高橋と鉄道を結ぶ不思議な縁と言えますね。さらにもうひとつ高橋の鉄道運のよさを証明することがあります。カシオペアの客車といっしょに機関車が写っているのですが、この機関車がすごい。『国鉄EF81形電気機関車』の81号機で、2回もお召し列車を牽引しているんです。EF81-81号機なので鉄道ファンの間では『パイパイ』と呼ばれ、レアな機関車扱いされています」(前出・鉄道ライター)
やはり十津川警部こと高橋英樹の鉄道運はすごすぎる。