ドラマ「西村京太郎トラベルミステリー 十津川警部シリーズ」(テレビ朝日系)で主役の十津川警部を演じている俳優の高橋英樹が11月17日、ブログで東海道新幹線を利用したことを報告した。高橋は旅行のため夫婦で新幹線に乗車。乗車前の様子に加えて、座席に腰掛けた自撮りショットも公開。この写真から高橋が選んだ車両と座席が判明し、鉄道ファンから「座席の選び方がプロ級」と感心する声が上がっている。
車両はN700系。高橋が選んだのはグリーン車両である9号車の8Cと8D。下り列車なので進行方向右側の2席だ。
「この席はいわゆる“勝ち席”と言っていいと思います。まず富士山は進行方向右側になりますので、座席から富士山を見ることができます。そして8番ということは車両のほぼ中央の席なので、出口付近の席よりも人通りが少なくて済みます。素晴らしいチョイスですね。ちなみに以前は座席の後ろに荷物を置くことができる各車両の最後列の席が勝ち席と言われていましたが、今年5月からこの席は大きな荷物を持ち込む人が事前に予約して利用する『特大荷物スペースつき座席』になりました。ですので、大きな荷物を持ち込む人に譲ってあげたい。高橋さんはそれもわかったうえで、中央付近の席を取ったのではないかと思います」(鉄道ライター)
さらに車両の選び方も完璧だという。
「東海道新幹線N700系は8、9、10号車がグリーン車両です。どれを選んでも同じと思うかもしれませんが、実は違います。まず10号車には喫煙ルームがあるため、たばこの臭いが漏れてくることがあります。たばこを吸わないのであれば、避けたほうがいいでしょう。では8号車か9号車ということになりますが、これは好みの問題になりますね。9号車は車両後部にトイレがあるため、より利用するのであれば9号車がいいと思います。高橋さんは奥様のことを考えて9号車を選んだのかもしれません。それと9号車のほうが8号車より座席が4席少ないので、密を気にするのであれば9号車になりますね」(前出・鉄道ライター)
みごとな「座席の選び方」に「さすが十津川警部」との声も。高橋英樹にとって鉄道はお手の物ということだろう。